ものづくりの未来を大きく変える、驚きの新製品が登場しました。ヤマハ発動機は2020年4月1日に、スマートフォンなどの電子基板へ部品を配置する「表面実装機」の新型モデル「YRM20」を発売すると発表したのです。表面実装機とは、緻密な電子回路を構成するために、極小の半導体チップなどを基板に超高速で配置していく、いわば製造業の心臓部とも言える重要な機械を指します。
今回の新製品が秘める最大の武器は、1時間あたり最大11万5000個という圧倒的なスピードを誇る部品の実装能力にあります。これは同様の方式を採用するマシーンのなかで、なんと世界最速の処理速度を叩き出しているそうです。この驚異的なスペックに対してSNS上でも「これほどの超高速化は工場の自動化を劇的に進める」「日本の技術力が詰まっている」といった、期待に満ちた声が数多く上がっています。
驚異的なスピードを実現できた背景には、2015年に日立ハイテクノロジーズから受け継いだ技術と、自社のノウハウを見事に融合させたドラマがあります。今回新たに開発された「ロータリー型ヘッド」は、回転しながら小型部品を次々に吸着して配置する仕組みで、軽量化によって限界突破の駆動速度を叶えました。また、大型部品を器用に扱う「インライン型」という直線的な動きのヘッドも改良されています。
今回の新製品は、これら2つのヘッドを顧客の生産ラインに合わせて自在に組み合わせられる点が非常に魅力的です。工場自動化のニーズが世界中で高まるなか、発売後1年間で国内外500台の販売を計画していることからも、同社の強い自信が窺えるでしょう。こうした企業の枠を超えた技術の結晶が、これからの世界の製造業を力強く牽引し、私たちの生活をさらに便利にしてくれるに違いありません。
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