2020年の幕開けを飾る映画界は、まさに群雄割拠の様相を呈しています。興行界を引っ張る正月映画の第1弾として、2019年11月下旬から公開された『アナと雪の女王2』が驚異的なロケットスタートを見せました。2020年1月5日の時点で興行収入は早くも113億円を突破しており、配給元が掲げる150億円という高い目標に向けて順調に数字を伸ばしています。SNS上でも「前作を超える映像美に圧倒された」「楽曲が頭から離れない」といった感動の声が溢れており、その勢いは衰えを知りません。
この女王の背中を追いかけるのが、2019年12月20日に封切られた『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』です。こちらは2020年1月4日までに興行収入50億円をクリアしました。前々作ほどの爆発力には届かないものの、長きにわたるシリーズの完結編として、往年のファンによる熱い議論がネット上で活発に交わされています。ここからどこまで興行成績を上乗せできるのか、映画ファンの熱視線が注がれているところです。
さらに同日には、アニメ界からも強力なライバルが登場しました。人気漫画が原作の劇場版第2弾『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』です。今作には井上芳雄さんや今田美桜さんといった豪華なゲスト声優が華を添えており、若い世代を中心に劇場が活気に満ちています。また、2019年12月27日から公開されている『男はつらいよ お帰り 寅さん』は、シリーズ50周年という記念すべき節目を迎えて大人の観客を魅了しており、幅広い層が映画館へ足を運ぶ素晴らしい冬シーズンと言えます。
世界が熱狂した名作ミュージカルが実写化!『キャッツ』への高まる期待
これだけの豊作でありながら、2020年1月24日には正月映画の「第2弾」として本命視される実写映画『キャッツ』の公開が控えています。1981年のロンドン初演以来、世界中で8100万人もの人々を魅了してきた伝説的舞台の映画化です。ここで言う「ミュージカル映画」とは、登場人物がセリフの代わりに歌やダンスで感情を表現する映画ジャンルのことで、スクリーンならではの壮大なスケール感と音楽の融合が最大の魅力となります。
日本版の吹き替えキャストには、葵わかなさんや山崎育三郎さん、大竹しのぶさんといった舞台経験の豊富な実力派が集結しました。音楽プロデューサーにはヒットメーカーの蔦谷好位置さんが起用されており、その品質の高さは折り紙付きです。なんと、独自の吹き替え版制作が許可されたのは世界でも日本とドイツの2カ国だけという異例の待遇となっています。SNSでは「字幕も吹き替えも両方見たい」という声が早くも続出しており、複数回鑑賞するリピーターが続出するのではないでしょうか。
過去を振り返ると、1月下旬から2月にかけての時期は『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』といった音楽映画の大ヒット作が誕生した名誉ある特異日です。筆者の視点としても、今作が興行収入50億円を突破するポテンシャルは十分に秘めていると感じます。極上の音楽体験は映画館の大音響でこそ真価を発揮するため、この冬一番のエンターテインメントとして劇場を鮮やかに彩ってくれるに違いありません。
世界の映画賞を席巻中!サスペンスから感動ドラマまで見逃せないラインナップ
正月第2弾の波はこれだけに留まりません。カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞した韓国映画『パラサイト 半地下の家族』は、間近に迫るアカデミー賞でも国際長編映画賞のみならず、作品賞や監督賞の有力候補として世界中で話題騒然となっています。100館規模の公開ながらも、SNSでは「一瞬も目が離せない傑作」と絶賛の口コミが広がっており、映画史に残る歴史的な快挙を達成する瞬間に立ち会えるかもしれません。
さらに邦画実写の陣営からも、見逃せない強力な2作品がスタンバイしています。まずは藤原竜也さん主演の『カイジ ファナルゲーム』が、9年ぶりの新作としてスクリーンに帰ってきます。大人気コミックを原作としたスリリングな心理戦の最終章に、ファンの期待値は最高潮です。そして2020年1月末には、大沢たかおさん主演の『AI崩壊』が公開されます。こちらは、生活を豊かにするはずの人工知能が暴走する恐怖を描いた緊迫のサスペンス作品です。
こうした骨太なエンターテインメント作品に加え、岩井俊二監督が甘酸っぱい記憶を呼び起こす珠玉のラブストーリー『ラストレター』や、トロント国際映画祭で観客賞に輝いた『ジョジョ・ラビット』など、映画ファンの心を震わせる名作が目白押しとなっています。大ヒット作の続編から世界が認めた芸術作、そして最先端の社会派ドラマまでが一堂に会するこの2020年正月シーズンは、映画館に通い詰める充実した日々を私たちに約束してくれるでしょう。
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