高知県民の足として親しまれている「とさでん交通」が、乗客の安全を劇的に高める画期的な新型路線バスを2台導入することを明らかにしました。2020年1月下旬から実際の路線で営業運転がスタートする予定となっており、地域の移動手段がさらに進化を遂げようとしています。今回の目玉は、運転手に万が一のトラブルが起きた際、甚大な事故を未然に防ぐための最新技術が搭載されたことです。
今回採用されたのは、「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」という次世代の安全装置になります。EDSSとは、運転手が急病などで意識を失った際、車両を安全に緊急停止させる仕組みのことです。SNS上でも「これなら万が一の時も安心できる」「地方の路線バスにこそ必要な機能だ」といった、導入を好意的に受け止める声が数多く寄せられており、一般の方々の関心の高さがうかがえます。
このシステムでは、車内に2箇所の非常ブレーキスイッチが設置されました。具体的には、運転席のハンドル下に1個、そして乗客が座る最前列の1人がけ客席と運転席を隔てる仕切り板に1個が配置されています。ドライバー自身が自らの異変を察知して押すことはもちろん、乗客が運転手の様子がおかしいと気づいた瞬間、自らの手でバスを止めることが可能になるのです。
もし車内のスイッチが押されると、周囲に危険を知らせるための警告が作動します。仕切り板にあるスイッチの上部ランプが赤く激しく点滅し、同時に日本語と英語の2言語で「非常停止、つかまってください」というアナウンスが車内に響き渡る設計です。乗客に対して強い揺れへの心構えを促すことで、車内での転倒といった二次被害を防ぐ工夫が凝らされていると言えるでしょう。
高齢化社会が進む中、公共交通機関のドライバーの健康リスクへの備えは、今や日本全国で避けては通れない最重要課題です。とさでん交通のこの迅速な決断は、乗客の命を守るだけでなく、働く運転手を守るためにも非常に意義深い取り組みだと私は確信しています。先進技術と乗客の協力が融合したこのバスが、これからの地域の安心を支える大きな一歩になることを期待したいですね。
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