大手食品グループの伊藤ハム米久ホールディングスは、2020年4月1日付で実施される重要幹部の人事異動を明らかにしました。今回の改定では、グループの核となる食肉事業や研究開発部門の体制をより強固にする狙いが透けて見えます。看板事業の強化に向けた、攻めの布陣といえるでしょう。
今回の発表で特に注目したいのが、上席執行役員である伊藤功一氏が新たに「グループ食肉事業担当」に就任する点です。さらに「グループR&D責任者」には、執行役員から昇格する曽根正明氏が新たに任命されました。このR&Dとは「Research and Development(研究開発)」の略称で、新商品の開発や技術革新を生み出すための極めて重要なセクションを指します。
主要な管理部門でも大きな動きがあり、経営企画室長を務める執行役員の松原良司氏が社長室長を兼任することになりました。また、リスク管理の要である危機管理室長には久保裕輝氏が抜擢されています。これまで同室長だった近藤満氏は監査室長へ配置され、人事責任者には小原望氏が就くという、組織の土台を固める隙のない配置が印象的です。
このニュースに対し、SNS上では「食肉のプロたちがどのような新商品を打ち出すのか楽しみ」「研究開発の強化で、さらに美味しい加工肉が登場しそう」といった期待の声が多数寄せられています。さらに、2020年6月下旬には松崎義郎氏が監査役に就任する予定も組まれており、ガバナンス体制の維持にも万全を期している様子が伺えます。
筆者の視点として、今回の人事は市場競争が激化する食品業界において、極めて理にかなった戦略だと評価できます。看板の食肉事業を強化しつつ、R&Dへ注力してイノベーションを加速させる姿勢は、消費者に新しい価値を届ける強い意志の表れです。今後、どのような新メニューやサービスが私たちの食卓に届くのか、大いに期待が高まります。
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