学校の授業でダンスが必修化されてから久しいですが、教える側の先生方からは「どう評価していいか分からない」という困惑の声が絶えませんでした。そんな教育現場の悩みを劇的に解消する画期的なスマートフォンアプリが登場し、今大きな注目を集めています。エンターテインメント大手のエイベックスが2020年1月29日までに提供を開始したのが、ダンスの技術をデジタル技術で視覚化する「Dance COMMUNE(ダンスコミューン)」です。
このアプリは、アビームコンサルティングおよびネクストシステムとタッグを組んで生み出されました。スマートフォンで自身の踊りを撮影するだけで、高度な動画解析技術とデータサイエンスが作動します。データサイエンスとは、膨大な情報から価値ある要素を導き出す最先端のデータ分析手法のことです。これにより、これまで感覚的だったダンスの動きを100点満点で数値化し、AからDまでの4段階で厳格にランク付けできるようになりました。
SNS上では、早速この試みに対して「自分の実力が数字で見えるのはモチベーションが上がる」「先生の主観に左右されない評価は生徒にとっても嬉しいはず」といった前向きな反響が続々と寄せられています。客観的な指標が手に入ることは、学ぶ側にとっても教える側にとっても革新的な出来事と言えるでしょう。単に点数が出るだけでなく、「ボディーコントロール」や「見栄え」といった細かい項目ごとに的確な助言を受けられる点も非常に魅力的です。
これまでのダンス教育は指導者の個人の感覚に頼る部分が大きく、公立中学校などの現場では定量的な評価、つまり数値による公平な採点が極めて困難とされてきました。しかし、このアプリが普及すれば教員の採点業務にまつわる負担は大幅に削減されるに違いありません。それどころか、生徒たちが自ら進んでスマホ画面と向き合い、自主的に技術を磨いていく自立型の学習スタイルが定着していく可能性すら秘めているのです。
すでにエイベックスが運営するプロ養成学校のダンスクラスでは、このシステムを組み込んだ最先端のレッスンがスタートしています。私個人としても、この取り組みは教育の格差をなくす素晴らしい一歩だと確信しています。地方や指導者が不足している地域でも、誰もがプロ同等のフィードバックをいつでも受けられるようになるからです。このテクノロジーがもたらす恩恵は、今後の日本のダンス文化の底上げに直結するでしょう。
アプリによる自己学習が可能になったことで、受講生たちの成長スピードはこれまで以上に加速していくと予想されます。指導者の負担軽減という枠組みを超え、子どもたちの可能性を無限に広げるツールとして、今後の学校教育への本格的な導入が待ち遠しくてなりません。テクノロジーの力で誰もが楽しく、そして公平にダンスを学べる新時代が、2020年1月29日の発表を機にすぐそこまで来ています。
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