長崎の記憶をニューヨークへ!被爆の苦難と希望を歌う合唱団が2020年春に国連公演へ挑戦、支援の輪がSNSでも拡大中!

長崎で被爆した女性の激動の半生を描いた合唱組曲を携え、約60人の市民からなる「平和の旅へ」合唱団が、2020年春に米国・ニューヨークの国連本部で極めて重要な公演に臨みます。この歴史的なステージは、世界の核軍縮の行方を左右する「核拡散防止条約(NPT)再検討会議」の開幕日に合わせて企画されました。NPT再検討会議とは、核保有国と非保有国が一堂に会し、核兵器の不拡散や軍縮について話し合う5年に1度の国際会議です。このような大舞台での発信は、平和を願う人々の心を揺さぶるに違いありません。

合唱団が奏でる組曲「平和の旅へ」は、1985年に地元の音楽家たちが、長崎の地で凄惨な原爆に遭った故・渡辺千恵子さんの人生を取材して作り上げた渾身の作品です。わずか16歳で下半身不随となり、生涯にわたり重い原爆症の痛みに苦しみながらも、彼女は世界へ向けて核兵器廃絶のメッセージを訴え続ける語り部となりました。絶望の淵から這い上がり、平和への希望を見出していく壮絶な歩みが、全8曲の歌声と7編の語りによって約30分間に凝縮されており、聴く者の魂に深く語りかけてくるのです。

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SNSで広がる感動と共感!世界の要人へ届ける「長崎の魂」

この国連公演のニュースはインターネット上でも瞬く間に注目を集めており、SNSでは「今こそ世界に届くべき歌声だ」「被爆者の生の声を音楽で伝える活動を心から応援したい」といった熱い応援コメントが数多く寄せられています。今回の遠征には、長崎県に暮らす30歳代から90歳代までの約45名に加え、長野県や佐賀県などから駆けつけた約15名が参加する予定です。世代を超えたメンバーが一丸となり、平和へのバトンを未来へつなごうとする熱意溢れる姿が、ネット民の共感を強く呼んでいるのでしょう。

本番を迎えるのは、2020年4月27日(日本時間2020年4月28日)の昼休みという緊密な時間帯です。国連のロビーを舞台に、各国の代表や国連職員たちの目の前で魂のコーラスが披露されるほか、現地の高校や反核集会での演奏も決定しました。この奇跡的な機会は、2018年11月に長崎市で開催された市民集会で合唱団の歌声を耳にし、その深い芸術性とメッセージ性に激しく心を揺さぶられた米国の平和運動家が、国連関係者へ熱心に働きかけたことで見事に実現へと至ったそうです。

突きつけられる多額の資金壁と、私たちが今果たすべき役割

しかしながら、この気高い挑戦の前には大きな財政的壁が立ちはだかっています。渡航費として参加者一人あたり約46万円もの自己負担が生じるほか、現地での機材使用料や大切な楽器の輸送費などには、さらに約100万円の諸経費が必要となる見込みです。現在、合唱団は広く寄付を募り、この危機を乗り越えようと必死の努力を続けています。ただでさえ高齢化が進む被爆者の方々が、自らの身を削るようにして資金を工面し、国際舞台へ赴こうとしている現状に対し、私は胸が締め付けられる思いを禁じ得ません。

被爆地の悲痛な記憶を音楽という共通言語に変えて世界へ届けるこの試みは、人類全体の未来を守るための極めて尊い国際貢献です。佐藤由美子団長(68歳)が語る「核廃絶を訴えて世界を変えるという、被爆地の責任を果たしたい」という言葉には、痛切なまでの使命感が宿っています。凄惨な歴史を風化させず、核なき世界の実現へ向けて歩みを進めるためにも、私たちは今こそ温かい支援の手を差し伸べるべきではないでしょうか。彼らの歌声がニューヨークの空に響き渡る日を期待します。

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