キャンプ愛好家から絶大な支持を集めるアウトドアブランドのスノーピークが、次なる成長に向けて大きな一歩を踏み出しました。同社は韓国でリサイクル事業を展開するバーチャルテック社と、資本および業務での提携を結んだことを発表したのです。このニュースが流れると、SNSでは「大好きなブランドがさらに身近になりそう」「どんな服が登場するのか楽しみ」といった期待を寄せる声が数多く上がっています。
バーチャルテック社はスノーピークを対象とした第三者割当増資をおこない、総数の6.6%にあたる出資を受け入れました。第三者割当増資とは、特定の企業や人に対して新しく株を発行して購入してもらうことで、資金を調達する手法を指します。両社は密接に協力し、バーチャルテック社の子会社とともに、新しいスポーツ用衣類の共同開発を進めていく方針です。
共同開発された魅力的な商品群は、2020年2月20日に第1弾としていよいよ市場へ投入される予定となっています。これを皮切りに、同社は2020年中にも韓国内で実に70カ所もの販売店を展開する計画を掲げました。これまで培ってきたブランド力を活かし、隣国での存在感を一気に高める戦略でしょう。日本国内に留まらず、アジア全体でのシェアを拡大させようとする熱意が伝わってきます。
実は同社にとって、今回の取り組みは突然の挑戦というわけではありません。すでに2008年には現地法人であるスノーピークコリアを立ち上げており、直営店を3店舗運営しているほか、複数のスポーツ量販店へも商品を届けています。長年にわたって現地での基盤を築いてきたからこそ、今回の本格的な店舗拡大ツアーにも強い自信がうかがえるのです。
一方でパートナーとなるバーチャルテック社は、古紙の回収や販売を主な生業としてきましたが、ペーパーレス化などの需要減少に直面していました。そこで新たな事業の柱として、将来性豊かなスポーツ衣料の分野に参入したのです。機能性と美しいデザインを両立させるスノーピークの衣類は、新事業のコンセプトに合致したと言えます。
今回の提携は、両者のニーズが見事に合致した見事な戦略であると私は評価しています。衰退産業から成長産業への転換を狙う韓国企業と、アジアでの販路を爆発的に広げたいスノーピークが手を組むことで、素晴らしい相乗効果が生まれるはずです。厳しい市場を生き抜くために、互いの強みを活かした今回の挑戦がどのような実を結ぶのか、今後の展開から目が離せません。
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