宝塚雪組が描くギャング映画の最高峰!望海風斗と真彩希帆の圧倒的歌唱力で魅せる『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の純愛と人生のドラマ

宝塚歌劇団雪組が、世界中で愛される名作映画の初のミュージカル化という、非常に野心的な挑戦に打って出ました。現在上演されている『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』は、1984年に公開された巨匠セルジオ・レオーネ監督のギャング映画を、見事に宝塚の舞台へと昇華させています。

物語の舞台は禁酒法時代のアメリカです。ニューヨークの貧民街で育ったユダヤ系移民の青年ヌードルスが、裏社会でのし上がっていく姿を、少年期から壮年期までの3つの時代を交錯させながらドラマティックに描き出します。

今回の宝塚版において特筆すべきは、映画の持つバイオレンス要素を極力抑え、主人公が幼馴染のデボラへ寄せる一途な恋心に焦点を当てた点でしょう。これによって、裏社会の冷酷な世界観の中に、美しく切ない人間ドラマが色鮮やかに浮かび上がっています。

トップスターの望海風斗さんは、裏社会に生きるアウトローでありながらも、内面に誠実さと熱い情熱を秘めた主人公を凛々しく演じ切りました。劇中で彼女への変わらぬ愛を歌い上げる「愛は枯れない」のシーンは、劇場全体を震わせるほどの渾身の仕上がりです。

ヒロインの真彩希帆さんは、ブロードウェイからハリウッドへと羽ばたくスターへの階段を駆け上がる女性を演じています。華やかさの裏にある、決して折れない芯の強さを表現した演技は、観客の心を掴んで離しません。

また、主人公の相棒であるマックス役の彩風咲奈さんも素晴らしい存在感を放っています。野心に燃え、鋭い切れ味を持つ男をクールに体現し、作品に心地よい緊張感をもたらしていました。

SNS上でもこの公演は大きな話題を呼んでおり、「望海さんと真彩さんの圧倒的な歌唱力に涙が止まらない」「ギャング映画がこれほど美しく、ロマンティックな舞台になるとは驚いた」といった絶賛の声が相次いで投稿されています。

男役たちが魅せるスタイリッシュで格好良いスーツ姿の美しさはもちろんですが、栄枯盛衰を味わう人間たちの深い群像劇に、何よりも強く引き込まれる作品となっています。

本作は、宝塚歌劇が持つ「清く正しく美しく」という伝統と、男役のクールな魅力が見事に融合した傑作だと確信しています。映画版のファンも、初めて宝塚を観る方も、一瞬でその世界観の虜になるに違いありません。

本作の脚本と演出を手掛けたのは、劇団屈指のヒットメーカーである小池修一郎氏です。彼の緻密な構成力とゴージャスな舞台演出が、雪組が誇る実力派メンバーの魅力を極限まで引き出しています。

映画の重厚な空気感を損なうことなく、極上のエンターテインメントへと昇華させたこの舞台は、まさに今観るべき至高のミュージカルです。兵庫県の宝塚大劇場での公演は、2020年2月3日までとなっていますので、ぜひお見逃しなく。

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