北海道の冬山で起きた悲劇―中頓別町の雪崩事故から学ぶバックカントリースキーの教訓

2020年2月1日、午前11時40分ごろ、北海道中頓別町にあるピンネシリ岳で痛ましい事故が発生しました。標高703メートルのこの山で、山スキーを楽しんでいた3人パーティーのうち、1名が雪崩に巻き込まれたとの通報が、目撃者から119番に入りました。亡くなったのは、英国出身の弁護士、レビー・バーナビー・アイザックさん(34)です。

警察の調べによると、現場は山の南側斜面でした。レビーさんがまさに滑走を開始しようとしたその瞬間、突如として雪崩が発生したとのことです。同行していたお兄様とガイドを務める40代の日本人男性は幸い無事でしたが、搬送先の病院でレビーさんの死亡が確認されるという、非常に胸の締め付けられる結末となりました。

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バックカントリースキーの魅力と潜むリスク

今回の事故を受け、SNS上では多くの登山者やスキーヤーから悲しみの声とともに、雪山の恐ろしさを再認識したという投稿が相次いでいます。「自然の猛威の前では、どんなプロフェッショナルであっても油断はできない」といった意見が目立ち、バックカントリースキー、いわゆる未整備の雪山を滑るスキーの危険性について議論が巻き起こりました。

ここで少し、専門用語について整理しておきましょう。バックカントリースキーとは、スキー場のように管理された場所ではなく、手つかずの自然の雪山を滑るアクティビティです。開放感あふれる滑走ができる一方で、今回のような雪崩のリスクに加え、遭難や悪天候などの危険が常に付きまといます。決して安易に足を踏み入れてはならないフィールドだと言えるでしょう。

私個人としても、自然と一体になれる山スキーの素晴らしさは理解しております。しかし、雪崩という自然災害は、一度発生すれば個人の力ではどうすることもできない圧倒的な破壊力を持っています。今回の悲劇を教訓として、気象情報の詳細な確認や、雪崩ビーコンなどの装備、そして何より現地の地形や状況に対する深い理解を、改めて徹底することが求められます。

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