2020年2月1日、石川県金沢市の北国新聞会館にて、将棋界の注目を集める第45期棋王戦五番勝負の第1局が開催されました。この戦いは、棋王位8連覇という前人未到の記録に挑む渡辺明棋王と、タイトル初挑戦で頂点を目指す新鋭・本田奎五段という、まさに新旧の才能が激突する注目のカードです。午後5時4分、95手という激戦の末、先手番の渡辺棋王が勝利を収め、まずは初戦を飾る結果となりました。
本対局で採用された戦型は「矢倉」でした。矢倉は、お互いに銀や金を使って玉を守る陣形を盤面の左側に築き、飛車を右側に置いて戦う、非常に伝統的で重厚な戦術です。この日、じっくりとした攻防が繰り広げられる中で、渡辺棋王が放った絶妙な「桂跳ね」が勝負の決定打となりました。持ち駒である桂馬を巧みに活用し、相手の防衛網を打破するその一手には、王者の貫禄と卓越した大局観が凝縮されていたと言えるでしょう。
盤上の熱戦はSNSでも話題に!次なる第2局の展望
終局後、SNS上でも将棋ファンから熱い反響が寄せられています。「渡辺棋王の指し回しが正確すぎる」「本田五段の果敢な攻めも光っていた」といった感想が飛び交い、ネット中継を見守ったファンたちは、緊迫した持ち時間の消費状況にも一喜一憂していました。持ち時間は各4時間と短めの設定であり、終局時の残り時間は渡辺棋王が1時間9分、本田五段が33分と、非常に濃密な時間管理が求められる一局だったことが伺えます。
私個人としても、タイトル初挑戦という重圧の中で渡辺棋王に食らいつく本田五段の戦いぶりには、今後の将棋界の未来が詰まっていると感じました。敗れはしたものの、本田五段のポテンシャルは計り知れません。両者が再び相まみえる第2局は、2020年2月16日に栃木県宇都宮市の宇都宮グランドホテルにて予定されています。王者の強さを再び見せつけるのか、それとも本田五段が逆襲の一手を繰り出すのか、次戦からも目が離せません。
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