東京五輪にピンチ到来!新潟・南魚沼の記録的少雪で「雪の暑さ対策」は実現できるのか

2020年2月5日現在、世界有数の豪雪地帯として知られる新潟県南魚沼市が、未曾有の事態に見舞われています。なんと、本来であれば一面の銀世界であるはずの貯雪場が、今冬の記録的な少雪の影響で地肌をあらわにしているのです。この雪は、来る東京オリンピックにおいてサッカー会場などの熱中症対策として活用される予定でしたが、その計画実施に暗雲が立ち込めています。

本来、熱中症対策とは気温の上昇による健康被害を防ぐために行われる取り組みですが、今回は雪の持つ冷却効果を利用するという極めてユニークな発想でした。SNS上では「雪で涼むというアイデアが斬新すぎる」「日本の知恵を世界に見せるチャンスなのに」といった期待の声が寄せられていましたが、自然相手の事業ゆえの難しさが浮き彫りとなっています。

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ダムから雪をかき集める苦渋の決断

南魚沼市の関睦創造主幹が「この季節に雪がないのは記憶にない」と語る通り、例年は1メートル以上積もる中心部も雪不足で、毎年恒例の雪まつりすら中止に追い込まれました。本来の供給源である貯雪場が機能しないため、市は標高440メートルの三国川ダム周辺で雪を集めるという、苦渋の策を検討し始めています。

今回の計画では、埼玉スタジアムやさいたまスーパーアリーナ周辺で「雪クーラー」を稼働させ、スノーパックを配布する予定ですが、これには100トン以上の雪が不可欠です。2800万円もの事業費を両市で折半するだけに、なんとしても成功させたいという担当者たちの切実な思いが伝わってきます。私は、どんな状況でも知恵を絞り前へ進もうとする姿勢には強く共感します。

しかし、気候変動の影響はもはや避けられない現実です。今回のような「自然資源」に依存したイベント計画は、今後ますますリスク管理が難しくなるでしょう。さいたま市の担当者は降雪のピークに期待を寄せていますが、果たして空は彼らの願いに応えてくれるのでしょうか。オリンピックの成功と、雪国の四季が守られることを切に願わずにはいられません。

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