自動車の心臓部ともいえる重要な部品を製造している株式会社タツミが、2020年2月4日に最新の業績見通しを発表しました。これまで未定とされていた2020年3月期の年間配当について、1株あたり3円を実施する方針を明らかにしています。業績が苦しい中でも株主への還元を継続する姿勢を見せたことは、市場関係者や投資家の間で大きな注目を集めていることでしょう。
同社が公表した見通しによると、2020年3月期におけるグループ全体の最終的な儲けや損失を示す「連結最終損益」は、8000万円の赤字となる見込みです。前期が2300万円の黒字だったことを踏まえると、企業経営が大変厳しい状況にあることが伺えますね。さらに、同日に発表された2019年4月1日から2019年12月31日までの期間の決算でも、売上高が前年より24パーセントも減少した47億円にとどまりました。
この期間の最終損益も2億2500万円の赤字に落ち込んでおり、自動車部品業界全体を取り巻く環境の厳しさが如実に浮き彫りになっています。TwitterなどのSNS上では、「赤字転落は痛手だが、それでも配当を維持してくれるのは株主想いだ」「車業界全体の不調が部品メーカーにも波及している」といった声が多数寄せられており、関心の高さが窺えるでしょう。企業が得た利益を株主に分配する「配当」をあえて維持する決断には、経営陣の並々ならぬ覚悟を感じます。
私個人の意見としては、現在の自動車業界が次世代技術への移行という大変革期に直面している中、従来の部品メーカーが苦境に立たされるのはある程度避けられない事態だと考えています。しかし、苦しい業績の中でも株主への配慮を忘れないタツミの企業姿勢は、非常に誠実であり高く評価されるべきです。目先の数字にとらわれず、長期的な信頼関係を構築しようとする同社には、この逆境を乗り越えて再び成長軌道に乗る底力があるのではないでしょうか。
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