大統領選の初戦アイオワで大苦戦のバイデン氏!トランプ氏の弾劾無罪とハンター氏疑惑追及で窮地に陥る民主党の行方

2020年のアメリカ大統領選挙に向けた民主党の候補者選びが、幕開けから大波乱の展開を迎えています。全米の世論調査でトップを走り、本命視されていたジョー・バイデン前副大統領が、2020年2月3日に開催された初戦のアイオワ州党員集会でまさかの4位と大苦戦を強いられました。この衝撃的な結果に、SNS上では「バイデン氏の圧倒的な優位性が崩れ去った」「ここからの大逆転はあるのか」といった驚きや今後の先行きを不安視する声が数多く上がっており、ネット上を騒然とさせています。

党員集会とは、一般的な秘密投票とは異なり、地域の有権者が特定の会場に集まって議論を交わしながら支持者を決めるアメリカ独自の選挙手続きを指します。初戦でのつまずきは、今後の選挙戦における候補者の勢いや資金集めに多大なる影響を及ぼすため、バイデン陣営にとっては極めて深刻な事態です。実際に、2020年2月6日にバイデン氏は、地元のデラウェア州で陣営幹部と緊急の協議を行い、巻き返しを図るための対応策を必死に模索している様子が伝えられています。

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弾劾裁判で無罪となったトランプ氏の逆襲とバイデン親子の追及

こうした民主党の混乱を好機と捉え、攻勢を強めているのがドナルド・トランプ大統領と与党・共和党です。トランプ氏は2020年2月6日、ホワイトハウスで自身の弾劾裁判の無罪評決を祝うイベントを開催しました。弾劾裁判とは、大統領などの高官が不正を働いた際に、罷免すべきかどうかを議会が審査する手続きのことです。この席でトランプ氏は、ウクライナ疑惑は野党がでっち上げたものだと猛烈に批判し、民主党のナンシー・ペロシ下院議長を厳しく非難して対決姿勢を鮮明にしています。

さらに共和党側は、バイデン氏の息子であるハンター・バイデン氏が、父親の副大統領在任中にウクライナや中国でのビジネスで不正な利益を得ていたという疑惑への調査を急ピッチで加速させています。2020年2月5日には、チャック・グラスリー上院財政委員長らが、ハンター氏の国内外の移動履歴を提出するよう大統領警護隊に要請しました。メディアの報道によれば、財務省に対しても資金取引の記録を開示するよう求めており、本命であるバイデン氏への追い打ちは容赦ありません。

次戦のニューハンプシャー州でも吹き荒れる逆風

バイデン氏を待ち受ける試練はこれだけにとどまりません。政治専門サイトのリアル・クリア・ポリティクスがまとめた、2020年1月29日から2020年2月6日までの次戦・ニューハンプシャー州の世論調査の平均データによると、左派のバーニー・サンダース上院議員が24.8%で首位をがっちりとキープしています。さらに、前インディアナ州サウスベンド市長のピート・ブティジェッジ氏が勢いを伸ばしてバイデン氏を抜き去り、支持率で2位へと浮上しました。

ここで私自身の見解を述べさせていただきます。バイデン氏の強みは「トランプ氏に勝てる安定感」でしたが、初戦での敗北と息子のスキャンダル追及は、その前提を大きく揺るがしています。トランプ氏が弾劾無罪という強力な武器を手に入れた今、民主党が内紛を続けていては政権奪還はおぼつきません。バイデン氏がここから中道派の支持を再集結させ、劇的な復活を遂げられるかどうかが、今のアメリカ大統領選における最大の注目ポイントであり、民主党の運命を左右するでしょう。

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