テニスの女子国別対抗戦「フェドカップ(現在のビリー・ジーン・キング・カップ)」の予選が、2020年2月8日から2020年2月9日にかけて開催されました。日本代表は強豪スペインと対戦しましたが、惜しくも決勝大会への切符を掴み取ることはできませんでした。エースである大坂なおみ選手がベンチから見守る中、プレッシャーのかかる代役を務めたのは奈良くるみ選手です。
大会初日に2連敗を喫して後がなくなった日本チームは、逆転を狙って奈良選手をコートへと送り出しました。彼女は「過去に2度敗北しているスペインに今度こそ雪辱を果たしたい」と強い覚悟で臨んだものの、試合は立ち上がりから非常に厳しい展開となります。相手の得意とするクレーコート(赤土の競技場)特有の高く弾む打球に苦しめられることになりました。
対戦相手のスアレスナバロ選手は、左右の深い位置へ正確なショットを打ち込んできます。奈良選手は得意のラリー(打ち合い)で粘り強く応戦したものの、決定打を奪うことができません。ストレート負けという悔しい結果に終わり、チームの敗退が決定しました。やはり世界トップレベルのクレーコート適性を持つスペイン勢の壁は、想像以上に厚かった印象です。
今回の敗因を振り返ると、初戦で本来の実力を発揮しきれなかった大坂選手の不調がチームの波に影響したと言えるでしょう。しかし彼女自身は「素晴らしい雰囲気の中で、チームメイトと深い絆を結べた」と前を向いています。ベンチで熱い視線を送る姿には、SNS上でも「大坂選手の応援する姿に胸が熱くなった」「次こそは彼女の笑顔が見たい」といった多くの反響が寄せられていました。
指揮を執る土橋監督は、試合後に「選手たちの実力を100パーセント引き出すことができなかったベンチの戦略にも課題がある」と厳しい表情で語っています。確かに敗北は受け止めがたい事実ですが、筆者はこの経験が日本テニス界にとって大きな糧になると信じています。選手層の厚みを増し、戦術を磨き直すことで、次の挑戦では必ずや世界の頂点へと躍進してくれるはずです。
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