東京五輪まであと1年!体操・内村航平選手が語る「不屈の覚悟」と復活への青写真

2019年07月24日、東京オリンピックの開幕までちょうど1年という節目を迎えました。日本体操界の至宝であり、「キング」の異名を持つ内村航平選手は、今まさに競技人生最大の岐路に立たされています。2008年08月の北京五輪で世界を驚かせて以来、10年以上にわたりトップを走り続けてきた彼ですが、今シーズンは怪我の影響もあり、キャリアで初めて日本代表の座を逃すという衝撃的な事態に直面しているのです。

リオデジャネイロ五輪での個人総合連覇や団体金メダル獲得など、あらゆる栄光を手にした30歳の王者は、現在の状況を「想像を絶する壁」と表現しています。SNS上では「内村選手がいない代表選考なんて信じられない」「怪我を乗り越えて戻ってきてほしい」といった、ファンの切実な声が数多く寄せられました。しかし、当の本人は苦笑いを浮かべながらも、その瞳には決して消えることのない闘志の火を宿しているように見受けられます。

現在の彼を苦しめているのは両肩の痛みですが、幸いにも医師からは重症ではないとの診断が下されています。内村選手自身も、2018年05月に10連覇を達成したNHK杯での完璧な演技を振り返り、十分な練習さえ積むことができれば、再び世界の頂点を争うレベルへ戻れると確信している様子です。王者のプライド以上に、積み上げてきた技術への絶対的な自信が、彼を突き動かしている原動力なのかもしれません。

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鉄棒の超大技「ブレトシュナイダー」が切り拓く東京五輪への道

全6種目の練習がままならない困難な状況にあっても、内村選手は「鉄棒」という種目に希望を見出しています。彼は現在、最高難度である「H難度」に設定された「ブレトシュナイダー」の習得に心血を注いでいます。これはバーを越えながら後方に2回宙返りし、さらに2回ひねるという、人間離れした空中技です。この超大技をあえて選択する背景には、自分自身の復活だけでなく、チームの勝利を優先する彼らしい哲学が存在しています。

現在の日本代表チームにおいて、鉄棒で圧倒的な高得点を叩き出せるスペシャリストの存在は不可欠と言えるでしょう。内村選手は「自分がこの技を成功させれば、日本の強力な武器になる」と語り、再び体操ニッポンの精神的支柱として、若手選手たちを牽引する青写真を描いています。一人の編集者として、逆境に立たされた時ほど進化を遂げようとする彼の姿勢には、トップアスリートの真髄を感じずにはいられません。

2019年08月末に開催される全日本シニア選手権が、彼にとっての重要な復帰戦となる予定です。「この大会の結果で、五輪への道筋がはっきりと見えるはずだ」と語る言葉には、退路を断った者の凄みが感じられます。たとえ周囲が世代交代を囁こうとも、内村航平という伝説はまだ終わっていません。1年後の夏、再び私たちが「キング」の美しい着地を見届けることができるよう、その不屈の歩みに注目し続けたいと思います。

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