大手石油大手のコスモエネルギーホールディングスは、2020年4月1日および2020年6月25日付で実施する重要役員人事を発令しました。エネルギー業界が大きな転換期を迎える中、今回の組織刷新はこれからの持続可能な成長を見据えた攻めの布陣といえます。
まずは2020年4月1日の異動において、山田茂氏と砂野義充氏が執行役員から常務執行役員へと昇格します。執行役員とは、経営陣が決定した方針に基づいて実際の業務を引っ張る重要な責任者のことです。さらに、竹田純子氏と高木勢伊子氏の2名が新たな執行役員として迎えられることが決まりました。
SNS上では、この4月の異動に対して「女性執行役員が新たに2名も誕生したことは、多様性の推進として素晴らしい一歩だ」と、企業のダイバーシティ(多様性)への取り組みを評価する声が多数上がっています。これからの時代に求められる柔軟な経営感覚がもたらされることでしょう。
経営のバトンは次世代へ!6月にトップ層の交代を実施
続いて2020年6月25日には、株主総会を経てさらに強固な経営体制へシフトします。取締役を務めていた鈴木康公氏と植松孝之氏の2名が、会社の法的代表権を持つ最高責任者である「代表取締役」へと就任する予定です。実績のある若きリーダーたちが、今後の同社を牽引していくに違いありません。
同時に、4月に常務執行役員となる山田氏と砂野氏も取締役に名を連ね、経営の意思決定に直接関わることになります。海外からはサーレハ・アル・マンスーリ氏やアリ・アル・ダヘリ氏、さらに水井利行氏も取締役に加わり、グローバルな視点が一段と強化される見込みです。
一方で、これまで会長として組織を支えてきた森川桂造氏は一線を退いて相談役へと就任し、野地雅禎氏やムサッバ・アル・カービ氏、カリファ・アル・スウェイディ氏、滝健一氏の4名は取締役を退任される運びとなりました。これまでの功績に感謝しつつ、新体制への期待が膨らみます。
ネットでは「中東からの役員陣が維持されているため、産油国との強固なネットワークは健在のようだ」と分析する声が見られます。筆者としても、このグローバルな連携を維持しながら、女性登用を進めるバランスの取れた新体制は、同社の競争力を高める賢明な選択であると考えます。
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