キャリアの選択肢が多様化する現代において、信頼できる繋がりをベースにした新しい採用の波が押し寄せています。副業や転職を検討する人々と企業をマッチングするSNSを運営する株式会社YOUTRUSTが、さらなる事業拡大に向けて総額1億1000万円の資金調達を実施したことが2020年2月14日に発表されました。今回の資金調達はWベンチャーズをはじめとするベンチャーキャピタルなどを引受先とした第三者割当増資によるものです。
SNS上では「タイムラインを見ているだけで魅力的な副業案件が見つかる」「既存の転職サイトよりもミスマッチが少なそう」といった前向きな反響が続々と寄せられています。従来の求人サービスとは一線を画すアプローチに、多くのビジネスパーソンが熱い視線を注いでいるのです。この資金は主に、今後のサービス基盤を支える営業人員や優秀なITエンジニアの拡充に充てられる計画となっています。
ここで注目すべきは、同社が提供するサービスのユニークな仕組みでしょう。最大の特徴は「友人の友人」という、確かな信頼関係が担保された範囲に限定して転職や副業のやり取りができる点にあります。ユーザーは普段利用しているFacebookやTwitterといった外部のソーシャルメディアと連携させ、自身の経歴や挑戦したい業務を登録するだけで手軽にスタートできます。
企業側にとっては、登録者の素性が「顔の見える範囲」で把握できるため、安心してスカウトのメッセージを送ることができます。この仕組みは、Web業界でいう「リファラル採用(社内外のつながりや紹介を通じて人材を募る手法)」を、デジタル空間でより滑らかに効率化させた画期的なシステムであると言えます。履歴書だけでは見えない人柄が伝わる点は素晴らしい価値です。
利用料金のリーズナブルさも魅力であり、求職者側はすべての機能を無料で利用可能です。一方の企業側は月額3万円の基本料金と、採用が成立した際の成功報酬30万円を支払う料金体系となっています。一般的な転職エージェントを介して大規模に募集をかける手法と比較すると、採用コストを劇的に抑えながら自社にマッチした精鋭を探し出すことができるでしょう。
現在、スタートアップやIT企業の熱量溢れる社員を中心に約8000人が登録しており、コミュニティは活気に満ちています。代表の岩崎由夏氏は、調達した資金をもとに現在の5名の人員体制を1年後には30人規模へと急拡大させる意向を示しました。広告や営業を強化し、利用企業をさらに増やすことで、日本の働き方に健全な流動性をもたらす起爆剤になるに違いありません。
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