国内最多の店舗数を誇り、私たちの暮らしに欠かせないインフラとも言えるホームセンター「コメリ」。そのコメリから、2019年7月1日付けで新たな人事異動が発表されました。今回の異動は、同社発祥の地である新潟エリア、そして重要拠点である東北エリアにおける主力店舗の店長職に関するものであり、業界関係者のみならず、地域でコメリを愛用するファンからも熱い視線が注がれています。
まず注目すべきは、コメリのお膝元である新潟ゾーンでの動きです。「パワー上越高田インター店」の店長として、新たに大杉英樹氏が就任しました。また、東北ゾーンにおいては、岩手県の「パワー北上店」に、これまで秋田県の「パワー角館店」で手腕を振るってきた横山義和氏が抜擢されています。そして、その横山氏が去った後の「パワー角館店」のバトンは、宮城太郎氏へと託されることになりました。まさに、北日本エリアの販売体制をより盤石なものにするための布陣と言えるでしょう。
地域密着と専門性を両立する「パワー」ブランドの重要性
ここで、今回の人事情報のキーワードとなっている「パワー」や「ゾーン」という用語について、少し解説を加えましょう。まず「Z(ゾーン)」とは、コメリの広域な店舗網を管理するための地域区分を指します。そして何より重要なのが「パワー」という店舗業態です。コメリには近隣型の「ハード&グリーン」もありますが、今回異動の舞台となった「パワー」は、プロの職人さんが使う資材や農業用品を大量に在庫し、価格も圧倒的に抑えた大型店舗を指します。つまり、コメリの中でも特に地域経済への影響力が大きい旗艦店なのです。
今回の人事異動を受け、SNS上では早くも地元ユーザーと思われる方々からの反応が見受けられます。「角館店の横山店長、いつも親切だったから北上への異動は寂しいけれど、新天地でも頑張ってほしい」「上越のパワーはよく使うから、新しい店長さんの方針で品揃えがどう変わるか楽しみだ」といった、現場のリーダーに対する温かいエールや期待の声が上がっています。店長が変われば店の雰囲気が変わり、ひいては買い物の楽しさも変わることを、顧客はよく知っているのです。
私自身、編集者として今回の人事を分析すると、これからの夏本番、そして秋の収穫シーズンを前に、現場の指揮官を刷新することで組織の活性化を図ろうとするコメリの強い意志を感じます。特に農業や建設需要の多い新潟・東北において、現場を知り尽くした人材を適切な場所に配置することは、そのまま地域の利便性向上に直結するはずです。2019年7月1日、令和最初の夏を迎えるにあたり、新体制となった各店舗がどのような売り場づくりを見せてくれるのか、今後の動向から目が離せません。
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