2020年に開催が迫る東京オリンピックでは、フェンシング競技でエペ、フルーレ、サーブルという3種類の種目において、それぞれ男女の個人戦と団体戦、合わせて計12種目が実施される予定です。この五輪への出場権は、2019年4月4日から約1年間にわたって開催される国際大会で獲得したポイントに基づく世界ランキングによって決まることになります。
特に注目を集めているのが、現在の世界ランキングで第2位につける見延和靖選手(みのべかずやす)です。彼は男子エペのトップランカーとして、日本人初の金メダル獲得への期待がかかります。見延選手に続く日本人選手としては、同じ男子エペの加納虹輝選手(かのうこうき・早大)が現在6位、そして女子フルーレの東晟良選手(あずませら・日体大)が12位と、それぞれ好位置につけている状況です。
個人戦の出場枠に加え、日本代表として何としても切符を手に入れたいのが団体戦です。前回開催されたリオデジャネイロ五輪では、日本は団体戦の出場権を一つも獲得できませんでした。東京五輪で団体出場を果たすためには、世界ランキングで上位4位以内に入るか、あるいは5位以下になったとしてもアジア・オセアニア地域の国・地域の中で最上位になることが絶対条件となります。この団体戦の出場権争奪レースは始まったばかりではあるものの、残念ながら現時点(2019年6月)では、どの種目も出場圏内には入っていない状況なのです。
私は、この状況を打破するためには、日本選手団がより一層、国際大会での爆発的な成績を収める必要があると考えています。特に団体戦のアジア最上位枠を争うライバルたちに後れを取らないためには、ポイントを加算するチャンスを逃すわけにはいきません。その意味で、2019年6月13日から千葉県で開幕したアジア選手権は、日本代表にとって非常に重要な大会となります。このアジア選手権で好成績を収めることが、東京五輪への道を切り拓くための第一歩となるでしょう。
SNS上でも、「見延選手、どうかこのままの勢いで金メダルを掴んでほしい」「団体戦も必ず出場して欲しい!」といった熱い声が多く見受けられ、フェンシング日本代表への期待は日に日に高まっています。この勢いを追い風に、アジア選手権での活躍を通じて、日本フェンシング界が悲願の五輪団体出場、そして個人・団体でのメダル獲得へと突き進んでいくことに心から期待しています。
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