長野県の秋といえば、たわわに実る真っ赤なリンゴを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そんな信州の恵みを存分に味わえる逸品として、長野市に拠点を構える「デザートランドりんごの木」が誇る看板商品、「旬摘みりんごのアップルパイ」が今年も注目を集めています。
2019年10月05日現在、店頭には収穫されたばかりの新鮮なリンゴを贅沢に使用した、焼き立ての香ばしいパイが並んでいます。SNS上でも「この時期を待っていた」「紅玉の酸味がたまらない」といった喜びの声が続々と上がっており、まさに地域の旬を感じさせる風物詩となっているようです。
信州産「紅玉」が主役!酸味が生む極上の味わい
このアップルパイの最大の特徴は、何といっても地元・長野県産の「紅玉(こうぎょく)」という品種を主役に据えている点でしょう。紅玉は、現代の甘みの強いリンゴに比べると小ぶりで、鮮やかな深紅の皮と、キリッとした強い酸味を特徴とする伝統的な品種です。
一般的に生で食べるには酸っぱいと感じられがちですが、お菓子の材料としてはこれ以上ないほど優秀な存在といえます。熱を加えても煮崩れしにくく、豊かな酸味がバターの風味や砂糖の甘さを引き立てるため、奥行きのある洗練された味わいを生み出すことが可能です。
デザートランドりんごの木の片桐栄治社長は、お菓子作りの哲学として「甘いだけではなく、酸っぱさが欠かせない」と熱く語っておられます。これは、単なる甘味の追求ではなく、素材の個性を引き出すことで飽きのこない美味しさを提供したいという、職人としての深いこだわりが反映されていると言えるでしょう。
私自身も、この「酸味の活用」こそがアップルパイの命運を分ける重要な要素だと確信しています。甘さに頼りすぎないことで、素材本来のみずみずしさが際立ち、最後の一口まで驚きと感動が続くのです。ぜひ2019年の秋は、この時期にしか出会えない特別な紅玉の魅力を、その舌で確かめてみてください。
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