2019年10月17日現在、日本中を揺るがせている関西電力の金品受領問題が、ついに国家の中枢である経済産業省をも巻き込む事態へと発展しました。事の発端は、福井県高浜町の元助役から多額の金品が電力会社幹部へ渡っていたことですが、行政側にも不透明な繋がりがあったのではないかという疑念が強まっています。
経済産業省は2019年10月16日、問題の中心人物である元助役と省内職員に面識があったかどうかを把握するため、本格的な内部調査を開始したことを明らかにしました。これは資源エネルギー庁の担当者が、国会内で開催された野党の追及チームによるヒアリングの場において、公式に回答した内容に基づいています。
特に注目されているのは、同省から高浜町へ派遣されていた「出向者」たちの存在です。出向とは、本来の所属組織を離れ、一定期間ほかの団体や行政機関で業務に従事することを指しますが、2008年以降、少なくとも4名の経産省職員が高浜町へと送り込まれていた事実が今回判明しました。
癒着の連鎖を断ち切れるか?SNSでも高まる不信感の声
野党側は、これらの出向者が元助役と接触し、昨年の時点で関電側の不正な金品授受を把握していたのではないかと厳しく追及しています。これに対しエネルギー庁側は「調査中」との回答に留めており、詳細な調査範囲や期限についても明言を避けているのが現状と言えるでしょう。
ネット上では「国と電力会社の癒着がこれほど根深いとは」「税金が関わる場所で不透明なやり取りがあるなら徹底追求すべきだ」といった、怒りや不安の声がSNSを中心に急速に広がっています。監督官庁としての信頼が問われる中で、透明性の高い情報公開が強く求められていることは間違いありません。
個人的な見解を述べさせていただくと、エネルギー政策を司る経産省が「知らなかった」で済ませるには、あまりに距離が近すぎる印象を拭えません。原子力を取り巻く閉鎖的なコミュニティが生んだ歪みを正すためには、身内への甘さを捨てた徹底的なメスが必要不可欠であり、今回の調査が形だけのもので終わらないことを切に願います。
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