冬の訪れとともに、和歌山県田辺市本宮町の川湯温泉に、心躍る季節がやってきました。2019年12月01日、毎年恒例となっている巨大な露天風呂「仙人風呂」が今シーズンの幕を開け、多くの期待を集めています。世界文化遺産として名高い熊野古道のすぐそばで、大自然と一体になれる贅沢なひとときが始まります。
初日の式典には地元の子供たちが招待され、立ち上る湯煙の中で一番風呂を堪能しました。川底から直接お湯が湧き出るという、全国的にも珍しいこの温泉の魅力を、肌で感じていたようです。「すごく気持ちいい!」と笑顔で声を弾ませる地元の井上真綾さんの姿は、見ているこちらまで温かい気持ちにさせてくれます。
この「仙人風呂」とは、熊野川の支流である大塔川の川原をダイナミックにせき止めて作られた、期間限定の特大露天風呂のことです。幅は約28メートル、奥行きは約12メートルという圧倒的なスケールを誇り、一度に1000人が入っても余裕があると言われることからその名が付けられました。
川底からは約73度という非常に熱い源泉が湧き出しており、これを川の水と絶妙にブレンドすることで、約40度前後の心地よい温度に調整しています。まさに自然の恵みをそのまま活かした天然のスパと言えるでしょう。ただし、天候が悪化した際には安全のため入浴が制限される場合もあるため注意が必要です。
SNS上では「川を掘ればお湯が出るなんて魔法みたい」「冬の冷たい空気の中で入る露天風呂は格別」といった驚きや期待の声が続々と上がっています。開放感抜群のロケーションに、現代の疲れを癒やしに来るファンも多いようです。2020年02月末まで、午前06時30分から午後10時まで無料で開放されます。
編集者としては、これほど贅沢な体験が無料で提供されることに驚きを隠せません。人工的な施設では決して味わえない、川の流れを感じながら空を仰ぐ体験は、私たちの五感を激しく刺激してくれるはずです。都会の喧騒を離れ、文字通り「仙人」のような穏やかな心を取り戻すには、これ以上ない舞台ではないでしょうか。
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