2019年12月01日、東京・秩父宮ラグビー場にて「伝統の一戦」が開催されました。関東大学ラグビー対抗戦の最終日に行われたこの試合は、明治大学と早稲田大学による無敗同士の激突となり、多くのファンが固唾を呑んで見守ったのです。結果は36対7というスコアで明治大学が勝利を収め、7戦全勝という完璧な形で、4季ぶり17度目の対抗戦王者の座に輝きました。
試合の前半は、両校の意地がぶつかり合う非常にタイトな展開となりました。明治大学と早稲田大学がそれぞれ1トライずつを奪い合い、互いに一歩も譲らない攻防が続きます。しかし、明大のSO(スタンドオフ)を務める山沢選手が着実にペナルティゴール(PG)を成功させ、わずか3点のリードを奪ってハーフタイムを迎えました。ラグビーにおいてSOは攻撃の司令塔であり、彼の正確なキックが試合の流れを引き寄せる鍵となったのでしょう。
後半に入ると、明治大学の代名詞とも言える「重戦車」のFW(フォワード)陣がその真価を発揮しました。ラグビーのFWとはスクラムやラインアウトなどの空中戦、密集戦を担う屈強な選手たちの総称です。彼らが接点で圧倒的な圧力をかけ続けることで、早稲田大学の守備網を次第に無力化していきました。主将のフッカー武井選手が自ら2つのトライを挙げ、点差を広げる姿には、王者としての風格が漂っていました。
SNS上では「後半の明治のフィジカルは次元が違った」「早稲田の粘りを粉砕するスクラムに感動した」といった声が溢れ、トレンドを独占する盛り上がりを見せています。特に、早稲田を後半無得点に抑え込んだ明治のディフェンス力に対しては、プロ顔負けの完成度だという絶賛の声も目立ちました。こうしたファンの熱気からも、この勝利がいかに劇的で、かつ重みのあるものであったかが伝わってきます。
編集者としての私見ですが、今回の明治大学の勝因は、単なるパワーだけでなく「冷静なゲーム運び」にあったと感じます。伝統的なFWの強さに加え、要所での判断力が光っていました。対する早稲田大学も6勝1敗の2位という好成績で今大会を終えましたが、明治の完成度が現時点では一枚上手だったと言わざるを得ません。大学ラグビー界の頂点を決める戦いに、ふさわしい素晴らしいドラマを見せてもらいました。
最終順位を確認すると、全勝の明治に続き、2位に早稲田、3位に帝京大学と筑波大学が並ぶ結果となりました。4季ぶりに頂点へ返り咲いた明治大学の快挙は、今後の大学選手権に向けた大きな弾みとなるでしょう。2019年12月01日の夜、秩父宮に響き渡った明治の応援歌は、多くのラグビーファンの記憶に深く刻まれたに違いありません。これからも若きラガーマンたちの熱き闘志から目が離せません。
コメント