【2022W杯アジア予選】日本代表がキルギスに完勝!劣悪ピッチを撥ね退けた南野拓実と永井謙佑の「したたかな連係」

2019年11月14日、2022年カタールW杯のアジア2次予選において、日本代表はアウェイの地でキルギス代表と激突しました。10月に行われたタジキスタン戦と同様に、立ち上がりは相手の激しい攻勢に飲み込まれる場面が目立ち、ファンからはハラハラするとの声も上がっています。特に中継を観ていたファンの間では、ボコボコと波打つようなピッチの状態を不安視する意見がSNSで相次ぎました。

実際に選手たちも、平坦とは言い難い芝のコンディションに苦戦していた様子です。パスが予期せぬ方向に跳ね、本来なら造作もないはずのプレーでミスが重なる場面が見受けられました。キルギスが中盤に人数をかけてボールを奪いに来る戦術を徹底したこともあり、セカンドボールを拾えない苦しい時間が続きます。2019年11月14日の前半32分には、守備網を突破される絶体絶命のピンチを招きました。

この窮地を救ったのは、守護神・権田修一選手の冷静沈着なセーブです。じれることなく相手のシュートをかき出したプレーがなければ、試合の行方は全く分からなかったでしょう。戦前に司令塔の柴崎岳選手が「理想ばかりを追わず、状況に応じた判断が必要だ」と語っていた通り、日本代表はピッチの悪さを考慮し、無理に繋がずシンプルに攻めるという「大人の戦い方」へとシフトしていきました。

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泥臭い献身が生んだ先制点と、光る指揮官の采配

重苦しい空気を切り裂いたのは、2019年11月14日の前半終了間際に見せた縦への鋭い攻撃でした。ボランチの遠藤航選手が、足元ではなくスペースを狙って打ち込んだ鋭いパスが起点となります。このパスに反応して走り込んだ南野拓実選手が倒され、貴重なPKを獲得しました。美しいビルドアップという「理想」を捨て、泥臭くスペースを突く判断が、エースのゴールという最高の結果を呼び込んだのです。

また、最前線で走り続けた永井謙佑選手の献身性も特筆すべきでしょう。ディフェンス陣が苦し紛れに蹴り出したロングボールを快足で追いかけ、味方へのパスへと変える姿は、チームにとって大きな救いとなりました。前線からプレッシャーをかけ続けることで相手の自由を奪い、日本の守備陣が呼吸を整える時間を作り出したのです。彼のスタミナと走力こそが、この勝利の隠れたMVPと言っても過言ではありません。

後半には、2019年6月以来の先発出場となった原口元気選手が見事な直接フリーキックを叩き込み、リードを広げました。森保一監督が選んだ「走れる選手」たちの起用が、見事に的中した形です。試合後、監督も「前線の選手が守備で圧力をかけてくれたおかげで、後ろが助かった」と、粘り強く戦い抜いた選手たちを称賛しました。SNS上でも「これぞアウェイの勝ち方」と、その勝負強さに感銘を受けるファンが続出しています。

筆者の視点から見れば、この試合は単なる格下相手の勝利以上の価値があると感じます。戦術的な美しさよりも、勝利のために泥にまみれる覚悟が、今の森保ジャパンには備わっています。どんなに劣悪な環境であっても、自分たちの立ち位置を見失わずに勝ち点を持ち帰る「したたかさ」こそ、アジア予選を勝ち抜くために最も必要な資質ではないでしょうか。今後もこの柔軟な対応力に期待が高まります。

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