ドライブや帰省で車を使う機会が増える年末を前に、ドライバーの皆様には少し気になるニュースが飛び込んできました。資源エネルギー庁が2019年12月18日に発表した調査結果によりますと、2019年12月16日時点でのレギュラーガソリンの全国平均店頭価格は、1リットルあたり147.9円を記録したのです。
前週の価格と比較すると0.3円の値上がりを見せており、これでなんと7週連続の価格上昇となります。給油のたびに少しずつ負担が増えていく状況に、家計を預かる身としては溜息が出てしまうかもしれません。SNS上でも「また上がったのか」「どこまで高くなるのか不安」といった、困惑の声が数多く投稿されています。
今回の値上がりの背景には、世界情勢が大きく関わっていることをご存知でしょうか。特に注目すべきは、アメリカと中国の間で行われている貿易協議が「部分合意」に達したことです。これにより、冷え込んでいた世界経済が再び活発になるとの期待感から、エネルギー源である原油の需要が高まると予想され、原油価格が押し上げられました。
「原油相場」とは、ガソリンの原料となる原油が市場で取引される際の価格を指します。日本は原油のほとんどを輸入に頼っているため、国際的な政治・経済の動きがダイレクトに私たちの生活に直結するわけです。今回の米中関係の緩和というポジティブなニュースが、皮肉にもガソリン代の上昇という形で跳ね返ってきました。
地域別の格差と今後の見通し
都道府県別の状況を確認すると、香川県を含む31の地域で価格が上昇しています。全国で最も高い価格をつけたのは長崎県の158.0円で、反対に最も安かったのは埼玉県の143.1円でした。地域によって15円近い差が出ており、お住まいの場所や移動先によって、給油のタイミングを慎重に見極める必要がありそうです。
気になる今後の動向ですが、石油元売り会社(原油を輸入・精製して販売する企業)は、今週も卸値をさらに1.5円引き上げる方針を各給油所に伝えています。これを受けて石油情報センターは、来週も引き続き値上がりが続くと予測を立てており、年内の価格低下は期待しにくい状況だと言わざるを得ません。
編集者の視点としては、現在の原油高騰の流れを考慮すると、年末年始の遠出を予定されている方は「明日でいいや」と思わずに、早めに満タンにしておくのが賢い選択だと考えます。わずかな差に見えても、長距離移動になれば大きな違いを生みます。最新の価格情報をチェックして、賢く家計を守っていきましょう。
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