オーストラリア森林火災の原因に迫る!2019年が観測史上「最も暑く乾燥した1年」となった理由と気候変動のリアル

地球規模での環境変化が叫ばれる中、南半球から衝撃的な気象データが届きました。オーストラリア気象庁が2020年01月09日に発表した内容によると、2019年の同国は年間平均気温が観測史上最高を記録したそうです。そればかりか、年間の平均降水量は過去もっとも少ない数値にとどまり、記録的な「酷暑」と「深刻な水不足」に見舞われた1年であったことが判明しました。

この前例のない異常気象は、現在も東部を中心に猛威を振るっている大規模な森林火災に甚大な影響を与えているとみられています。現地のSNS上では「呼吸をするのも苦しい」「愛すべき野生動物たちの故郷が失われていく」といった悲痛な声が相次いでおり、世界中から心配や支援の輪が広がっている状況です。乾燥しきった大地と容赦ない炎のニュースは、タイムラインを通じて多くの人々に危機感を植え付けています。

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未曾有の災害を引き起こした気象メカニズム「ダイポールモード現象」とは?

オーストラリアを襲ったこの深刻な事態の背景には、「ダイポールモード現象」と呼ばれる気候の変動が関係していると専門家は指摘しています。これはインド洋の東西で海面水温のバランスが崩れる現象のことです。今回はインド洋の西側(アフリカ側)の水温が上がり、逆に東側(インドネシアやオーストラリア側)の水温が下がる「正のダイポールモード現象」が激しく発生したため、オーストラリア周辺では上昇気流が生まれにくくなり、極端に雨が降らない状態が続いてしまいました。

単なる自然の気まぐれと片付けるには、あまりにも代償が大きすぎるのではないでしょうか。私たちはこの牙をむいた大自然の姿を、地球温暖化がもたらす未来の警告として真摯に受け止める必要があります。一刻も早い鎮火を願うと同時に、持続可能な社会の実現に向けて、一人ひとりが環境問題への意識をアップデートしていく局面を迎えていると感じてなりません。

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