大手IT企業のNECが、企業のネットワーク環境を大きく変える新たな挑戦に乗り出しました。通信回線をソフトウェアで柔軟に一元管理する先進技術「SDN」の事業において、定額制で利用できるサブスクリプションモデルを2020年2月6日より導入することを発表したのです。従来の機器販売や個別構築という枠組みを超え、時代のニーズに合わせた柔軟な選択肢を提示しています。これにより同社は、関連ビジネスの売上高を今後3年間で1000億円規模にまで拡大させる意気込みを見せています。
ここで登場する「SDN」とは、従来のようにルーターなどのハードウェアを個別に手作業で設定するのではなく、中央のソフトウェアから一括してネットワークの構成や変更を行えるようにする最先端のIT技術のことです。この仕組みを取り入れることで、オフィスのレイアウト変更や拠点の追加時にも、迅速かつ柔軟に対応できるようになります。今回のサブスク化により、これまで導入に踏み切れなかった企業にとっても、最先端のインフラを格段に手に入れやすくなるのではないでしょうか。
ネット上のSNSでもこの発表は大きな話題を呼んでおり、初期投資を大幅に抑えられる点を評価する声が相次いでいます。特に「これからはネットワークも所有から利用の時代だ」といった意見や、専門知識を持つ人材が不足している中小企業から「運用まで任せられるのは非常にありがたい」といった歓迎のコメントが目立ちます。デジタルトランスフォーメーションが急務となる現代のビジネスシーンにおいて、このサブスク化は多くの経営者や情シス担当者の心を捉えている様子が窺えます。
提供される定額サービスは、大きく分けて2種類が用意されています。1つ目は、高性能なネットワーク機器の貸し出しと万が一の保守をワンパッケージにした機器サービスです。2つ目は、システムの監視や日々の運用管理、困ったときのサービスデスク対応を丸ごと引き受ける運用管理サービスとなります。これらが切り離されて提供されるため、自社の既存リソースや予算に合わせて、必要な部分だけを賢くチョイスできる点も極めて魅力的だと言えるでしょう。
気になる料金の目安ですが、3000人規模の企業が導入する場合を想定すると、機器サービスが月額約250万円、運用管理サービスが月額約150万円に設定されています。高額な機器を最初に一括購入するリスクや、社内で専門の運用チームを常時維持する人件費を考慮すれば、十分に費用対効果の高い選択肢です。企業の成長スピードに合わせてネットワークの規模を柔軟にスケールできるため、無駄のないスマートなIT投資が実現するに違いありません。
編集部の視点としても、このNECの決断は日本のビジネスインフラの底上げに大きく貢献すると確信しています。これまではネットワークの構築といえば、膨大な初期費用と専門知識が必要なハードルの高いものでした。しかし、信頼性の高い大手企業のサポート付きで、月額費用として経費処理しながら最新環境を利用できるメリットは計り知れません。人手不足に悩む日本の企業が本来のコア業務に集中するためにも、こうしたサービスは積極的に活用すべきトレンドです。
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