【北海道漁業の躍進】2018年生産量がV字回復!ニシン・タラが大漁で101万トン突破、SNSでも期待の声が高まる

北海道の漁業は、2018年に目覚ましい回復を見せました。北海道がまとめたデータによると、道内における2018年の漁業生産量は前年比でなんと19パーセントも増加し、101万トンという大台を突破したのです。これは、2016年と2017年に過去最低水準となる100万トンを大きく割り込んでいた状況からの一大転換であり、「V字回復」と言っても過言ではないでしょう。

特に好調だったのは、ニシンやタラなどの魚種です。ニシンは、1991年以来27年ぶりとなる1万トン超えを達成し、かつての「群来(くき)」※の賑わいを彷彿とさせるような明るいニュースとなりました。また、タコについても漁獲量と単価がともに上昇した結果、金額ベースでは前年比43パーセント増の158億円に達するなど、大きな経済効果を生み出しています。ナマコも漁獲量は前年並みでしたが単価の上昇により、金額で14パーセント増の97億円を記録しました。 >※群来(くき)とは: 産卵のために沿岸に押し寄せたニシンが精液を放出し、海面が白く濁る現象のこと。かつて北海道の春の風物詩でした。

一方で、漁獲金額で見ると、2018年は前年比2パーセント減の2,732億円に留まりました。これは、主要魚種であるホタテやサケの単価が下落したことが大きく影響しています。ホタテは生産量全体の約4割を占める基幹魚種で、噴火湾産は不振だったものの、オホーツク海産の回復が上回り、生産量は前年比37パーセント増の38万トンとなりました。しかし、単価の落ち込みがあったため、金額の伸びは4パーセント増に留まっています。

また、サケも生産量が17パーセント増加しましたが、小型の魚が中心だったため、単価が大幅に下落しました。その結果、金額では前年比21パーセント減という厳しい結果になっています。漁業生産量の**「トン数」は豊漁を示す一方で、「金額」が伸び悩んだことは、市場の動向や魚体の大きさなど、様々な要因が複雑に絡み合っていることを示唆していると言えるでしょう。この漁業の生産量回復の報に接し、SNSでは「ニシンがこんなに獲れるなんて嬉しい」「海の恵みに感謝」といった期待や喜びの声が多数寄せられています。

このデータは2019年6月4日に北海道より発表されたものですが、2019年については、さらなる懸念材料も浮上しています。噴火湾産の養殖ホタテ**において、稚貝の大量死の影響が今後さらに広がることが危惧されているためです。北海道の漁業が持続的に発展していくためには、こうした魚種の変動リスクや環境の変化にどう対応していくかが、今後ますます重要になってくるでしょう。

私見を述べさせていただくと、今回のデータは、北海道の豊かな海の底力を改めて示すものです。ニシンやタコといった魚種の回復は非常に喜ばしい傾向であり、漁業関係者の努力が実を結んだ結果と言えます。一方で、生産量が増えても単価が下がる状況は、水産物の価値をいかに高めるかという課題を突きつけています。生産技術の向上に加え、販路拡大やブランド化といった取り組みを通じて、漁業が生み出す「金額」の価値を向上させていくことが、北海道漁業の未来を切り拓く鍵となるに違いありません。

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