カーテンの上部、これまで何もないデッドスペースとなっていた空間が、今、おしゃれなインテリアを演出するステージへと生まれ変わろうとしています。カーテン・ブラインドなどの窓回り製品大手であるトーソー株式会社は、この活用されてこなかったスペースに注目し、棚板が一体となった新発想のカーテンレール「ヴィンクスシェルフ」を、2019年6月17日に発売する予定です。
この革新的な製品が誕生した背景には、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)におけるユーザー発信のトレンドがあります。近年、InstagramなどのSNS上では、自宅のカーテンレールの上に自作の棚を取り付け、お気に入りの写真や小さな鉢植えの植物などを飾るDIY(ディー・アイ・ワイ:Do It Yourself、自分でやってみよう)の投稿が非常に増えていました。この「カーテン上棚DIY」の需要の高まりを同社は確信し、満を持して製品開発に至ったのです。これまでインテリアとして楽しむ対象はカーテン自体が中心でしたが、「ヴィンクスシェルフ」の登場により、カーテンレールの上という新たな空間も装飾の対象となるでしょう。
私見ですが、この製品は「住まいのカスタマイズ」という現代のニーズに見事に合致していると考えられます。賃貸住宅やマンションなど、壁に大きな穴を開けることが難しい住環境であっても、既存のカーテンレールを取り替えるだけで、手軽に自分だけのパーソナライズされた空間を創り出せるのは大きな魅力です。SNSでの反響も期待でき、特に若い世代やインテリアにこだわる層からの支持を集めるのではないでしょうか。
新製品「ヴィンクスシェルフ」は、温かみのある木目調の棚板を特徴としています。この棚板は、まるで造り付けの家具のような統一感を演出するため、木目の色はインテリアに合わせて選べる4色が展開されるとのことです。さらに、カーテンを吊るための金具、すなわちランナーと呼ばれる部品を通す部分の色は、モダンな黒と清潔感のある白の2色から選択できます。これにより、カーテンのファブリックと棚の上の装飾品、そしてレールの色が調和した、より洗練された窓辺のコーディネートを実現できるでしょう。
製品の参考価格は、レールの長さが標準的な2.1メートルの場合で4万5000円程度と設定されています。DIYの手間や安全性を考慮すると、この価格で意匠性(デザイン性のこと)と実用性を兼ね備えた製品が手に入るのは、非常に価値があるのではないでしょうか。トーソーの「ヴィンクスシェルフ」は、窓辺のインテリアに新たな可能性をもたらす、注目すべき新製品と言えるでしょう。
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