記録的な暑さが続く2019年08月、冷えたビールが恋しい季節がやってきました。飲み会が増えるこの時期、幹事さんを悩ませるのが2次会の場所探しや、途中で帰宅する参加者の会費精算ではないでしょうか。そんな煩わしさを一掃し、圧倒的なコストパフォーマンスで夜を満喫できる画期的なサービスが登場しました。
コロワイドグループのレインズインターナショナルが横浜で開始した「ビル縦断7店舗はしご酒」は、まさに酒飲みの聖域とも言える試みです。2019年08月12日現在、JR横浜駅西口から徒歩圏内にある「横浜西口三栄ビル」にて、最大7時間に及ぶ飲み放題が実施されています。25歳の若手記者が、その驚愕の全貌を調査すべく現地へ急行しました。
SNS上では「1000円台でビルごと飲み放題は神すぎる」「移動がエレベーターだけで済むのが楽ちん」といった歓喜の声が上がっています。一方で「飲みすぎて翌日が怖い」という、あまりの太っ腹サービスゆえの懸念も見受けられました。平日夜の横浜で、どれほど贅沢な時間を過ごせるのか期待が膨らみます。
男性1500円、女性1000円で叶う夢の7時間!システムを徹底解説
このサービスの最大の特徴は、同じビル内に入る「甘太郎」や「ラパウザ」など、グループ系列の7店舗を自由に行き来できる点にあります。利用可能な時間は金・土・祝前日を除く午後17時00分から午前00時00分までとなっており、早く入店すればするほどお得感が増す仕組みです。料金は男性が1500円、女性は1000円(税別)と、一般的な居酒屋の2時間コースよりも安価に設定されています。
最初の店舗でお通し代を支払いますが、2店舗目以降は1人につき最低1品を注文するだけで済みます。受付を済ませると右手に黄色いリストバンドが巻かれ、これが「はしご酒」利用者の証明となります。記者は2019年08月某日の午後19時00分、まずはイタリアンレストラン「ラパウザ」から夜をスタートさせました。
パスタ店でビールと生ハムを楽しみ、1時間が経過した頃、店員さんに移動を伝えるとスムーズに次店舗の空席を確認してくれました。会計をその都度済ませるため、グループ内で先に帰る人がいても清算で揉める心配がありません。こうした「ドミナント戦略」と呼ばれる、特定地域に集中出店して効率を高める企業の強みが、利用者にとっての利便性に直結しています。
4軒はしごで4681円の衝撃!居酒屋業界の新たな生存戦略とは
3軒目の「いろはにほへと」を経て、午後22時30分には4軒目となるカラオケ「デイトリッパー」へ。既に酔いも回り、お腹も十分に満たされていましたが、最後の1時間は全力で歌い切り、午後23時30分に全行程を終了しました。これだけ飲んで食べて、合計金額は1人あたり4681円。ビルを出ることなく2次会、3次会が完結する快適さは、夏の蒸し暑い移動を考えると非常に魅力的です。
日本フードサービス協会のデータによれば、居酒屋業態の売上高は2009年から10年連続で前年を下回っています。コンビニの「ちょい飲み」需要に押される中、今回の「ビル丸ごと囲い込み」戦略は、既存のクーポン戦略を超えた新しい集客モデルになるでしょう。実際に2019年07月の試験導入では延長を望む声が殺到し、同年08月31日までの期間延長が決定しています。
編集者の視点から言えば、このサービスは単なる安売りではなく「体験のシームレス化」に成功しています。店探しのストレスを排除し、ビル一つをエンターテインメント空間に変える発想は、今後の外食産業の希望となるはずです。ただし、あまりの楽しさに帰りの電車の時刻を忘れてしまうことだけは、くれぐれも注意が必要と言えるでしょう。
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