2019年08月14日、栃木県に本社を置く老舗食品メーカーの滝沢ハム株式会社より、今後の経営戦略を占う上で極めて重要な人事異動が発表されました。2019年08月16日付で実施されるこの新体制において、最も世間を驚かせたのは代表取締役社長である滝沢太郎氏の動向でしょう。これまで加工品事業を牽引してきた社長自らが、同社の根幹である「食肉本部長」を兼務するという決断を下したのです。
また、経営の舵取り役として手腕を発揮してきた専務の阿部竹男氏も、経営戦略室長から営業本部長へとスライドする配置換えが行われました。食肉本部長(しょくにくほんぶちょう)とは、牛や豚といった原料肉の仕入れから卸売までの全工程を統括する、まさに企業の心臓部を担う要職を指します。トップ層が現場の最前線となる部門の責任者を直接引き受ける体制からは、並々ならぬ覚悟が感じられますね。
現場主義を加速させる2019年夏の強力な布陣
このほか、執行役員の本田昌宏氏が関東・東北支店長に就任するなど、地域密着型の営業体制をより強固にする狙いも透けて見えます。執行役員(しっこうやくいん)という言葉は、取締役会が決定した重要方針に従って、実際の業務をスピーディーに遂行する実務責任者のことを意味します。長岡貞夫氏が営業管理から経理担当へと移るなど、管理部門の最適化も同時に進められており、攻守のバランスが整ったと言えるはずです。
インターネット上のSNSでは、今回の社長自らが指揮を執る人事に対して、「滝沢ハムの本気度を感じる」「トップが現場のトップに立つのは心強い」といった驚きと期待の声が広がっています。特にお中元などの夏商戦が一段落したこのタイミングでの組織刷新という点に、秋以降のさらなる成長戦略への布石を感じ取るユーザーも少なくありません。主力事業の品質向上と販売力強化を望む声が目立っている状況です。
編集部としての見解ですが、今回の人事は単なる入れ替えではなく、激動する市場への「迅速な意思決定」を重視した結果ではないかと考えています。社長が直接、食肉部門の指揮を執ることで、消費者のニーズをダイレクトに商品や仕入れに反映させることが可能になるでしょう。伝統ある滝沢ハムが、2019年の夏を境にどのような進化を遂げるのか、その動向から目が離せません。今後の展開が非常に楽しみなニュースと言えるのではないでしょうか。
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