2019年08月24日、スイスで開催されている世界バドミントン選手権において、女子ダブルスの福島由紀選手と広田彩花選手の通称「フクヒロ」ペアが、手に汗握る激闘を制しました。第1ゲームを21対11という圧倒的なスコアで先取した彼女たちでしたが、続く第2ゲームでは予期せぬ展開が待ち受けていたのです。韓国ペアの執念とも言える強烈なスマッシュを浴び続け、一時は9連続失点を喫するという非常に苦しい状況に追い込まれました。
広田選手が試合後に語ったところによれば、相手の急激なスピードアップに対し、守備の要であるレシーブで思うようにラケットが振れなくなったといいます。このような「レシーブ」とは、相手の攻撃を打ち返して防御する技術を指しますが、精神的なプレッシャーが加わると、本来の動きを封じられてしまう非常に繊細なプレーでもあります。SNS上では、この防戦一方の時間帯に「頑張れフクヒロ!」「ここを耐えて!」といったファンからの熱い声援が飛び交っていました。
迎えた最終ゲームも、序盤に6連続失点を許すなど嫌なムードが漂い続けていました。しかし、ここで折れないのが世界ランク上位に君臨する彼女たちの強さでしょう。福島選手が「我慢してレシーブからチャンスを作った」と明かした通り、コートの四隅を巧みに突く返球を繰り返すことで、少しずつ相手を揺さぶっていきました。相手のミスを誘発し、自分たちの本来のリズムを取り戻す姿は、まさにトップアスリートの忍耐強さを象徴しているかのようでした。
近年の大会では相手のパワーに圧倒される場面も散見されましたが、今回は「後悔したくない」という強い意志が勝利を引き寄せたといえます。3大会連続の表彰台確定は素晴らしい快挙ですが、福島選手は「一戦一戦を大事にするだけ」と冷静さを失っていません。私個人としては、苦境においても表情を変えず戦い抜く彼女たちの精神力に、金メダルへの確かな予感を感じずにはいられません。日本バドミントン界の歴史を塗り替える彼女たちの進撃に、今後も目が離せませんね。
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