2019年09月20日の開幕が目前に迫るラグビーワールドカップを控え、世界の勢力図が大きく塗り替えられました。ワールドラグビーが2019年08月26日付で発表した最新の世界ランキングにおいて、強豪イングランドがアイルランドとの直接対決で圧倒的な勝利を収め、堂々の3位へと浮上したのです。この順位は、過去の対戦成績や試合の重要度を数値化して算出されるポイントに基づいた、まさに現在の実力を示す鏡と言えるでしょう。
この結果を受け、これまで上位に君臨していたアイルランドは4位、南アフリカは5位へとそれぞれ順位を落とす形となりました。一方で、トップをひた走るウェールズと、絶対王者として知られる2位のニュージーランドに変動はなく、依然として盤石な強さを誇っています。ランキングは単なる数字以上に、本大会へ向けた各国の心理的なアドバンテージを左右するため、イングランドの躍進は他国にとっても大きな脅威となるに違いありません。
混迷を極める世界ランクと日本代表「ブレイブ・ブロッサムズ」の立ち位置
今大会で快進撃が期待される日本代表は、前回と変わらず9位をキープしました。SNS上では「強豪に囲まれる中で一桁順位を守っているのは素晴らしい」「自国開催での番狂わせが楽しみだ」といった、ファンからの熱烈なエールが数多く寄せられています。また、かつての上位勢であるスコットランドも7位へと順位を戻しており、中堅から上位層にかけての争いは、かつてないほどに激しさを増しているのが現状です。
ここで解説しておきたいのが、世界ランキングの仕組みです。これは「ポイント交換システム」と呼ばれ、試合前に保有している勝ち点の差やホーム・アンド・アウェーといった条件を加味し、勝者が敗者から点数を奪い取る形式で計算されます。つまり、イングランドが今回アイルランドに大勝したことは、単なる1勝以上の価値を持ち、ランキングに劇的な変化をもたらしたことを意味しているのです。こうした数値の動きを追うことで、試合観戦の深みはより一層増すことでしょう。
筆者の個人的な見解としては、イングランドの急浮上こそが今大会を面白くする最大のスパイスだと感じています。伝統的な力強いフォワード陣に加え、洗練された戦略を駆使する彼らが3位に食い込んだことで、優勝争いは完全に五里霧中の状態となりました。日本代表にとっても、こうした強豪たちの変動は決して他人事ではありません。世界中が熱狂の渦に包まれる2019年、私たちも歴史が動くその瞬間を、固唾を呑んで見守るべきではないでしょうか。
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