宮内庁は2019年08月30日、2020年度予算の概算要求をまとめ、その全容を明らかにしました。今回の予算編成で特に注目を集めているのは、上皇ご夫妻が新たに移住される「仙洞御所(せんとうごしょ)」の改修費用です。概算要求とは、各省庁が次年度に必要な予算を財務省に提示する段階のことですが、その総額は約215億円という大規模なものとなりました。
仙洞御所の整備には、バリアフリー化を中心とした改修費として7億1000万円が計上されています。仙洞御所とは、退位された天皇の住まいの呼び名であり、現在は東京都港区の赤坂御用地内にある場所が予定されています。ご高齢となられた上皇ご夫妻が、安心かつ快適に日々の生活を送られるよう、段差の解消や手すりの設置といった現代的な配慮が施される見通しでしょう。
このニュースに対し、SNSなどのネット上では「ご年齢を考えればバリアフリー化は当然の措置」「大切にお過ごしいただきたい」といった好意的な意見が多く見受けられます。その一方で、7億円という金額の大きさに「一般感覚からすると驚くが、歴史的建造物の維持にはそれなりのコストがかかるのだろう」と、冷静に受け止める声も上がっており、国民の関心の高さが伺えますね。
また、今回の予算案には秋篠宮邸の増改築費用なども盛り込まれており、代替わりに伴う皇室の体制維持に向けた本気度が伝わってきます。伝統を守りつつも、現代のニーズに合わせた住環境のアップデートは、組織を存続させる上で避けては通れない道です。編集者としては、こうした公的な支出が、日本の伝統文化を次世代へつなぐための有意義な投資となることを切に願っています。
コメント