2019年09月07日、ラグビーワールドカップ日本大会の開幕を目前に控えた日本代表は、強豪南アフリカとの壮行試合に臨みました。最終的なスコアは7対41と厳しい現実を突きつけられる結果となりましたが、その中で一筋の光を放ったのが、ウィング(WTB)を務める松島幸太朗選手の鮮烈なトライです。世界屈指のフィジカルを誇る南アフリカの防御網を切り裂いたあの瞬間、スタジアムのボルテージは最高潮に達しました。
試合が大きく動いたのは後半20分のことです。日本代表は果敢に前線へプレッシャーをかけ、南アフリカのバックス陣に揺さぶりをかけました。センター(CTB)のラファエレ選手が相手のパスを右手で弾き、味方に繋ぐ「タップパス」という高度な技術を披露します。この技ありのプレーから、大外でチャンスを伺っていた松島選手へとボールが渡ると、ここから彼にしかできない独壇場が始まりました。
快足を飛ばした50メートルの衝撃と、ファンの熱い期待
ボールを受けた松島選手は、持ち前の爆発的な加速で右サイドを駆け抜けました。約50メートルという距離をものともせず、追走するディフェンダーを置き去りにしてインゴールを駆け抜ける姿は、まさに日本の誇る「スピードスター」そのものです。この一撃は、強固な防御を誇る南アフリカから奪った唯一の得点となり、日本の攻撃力が世界に通用することを証明する貴重なシーンとなったことでしょう。
この衝撃的なプレーに対し、SNS上では「負けは悔しいけれど、松島のトライで希望が見えた!」「本番でもあの快足が見たい」といった熱狂的な投稿が相次いでいます。南アフリカの圧倒的なパワーに苦戦する時間帯が長かっただけに、ファンの間でも松島選手の個の力が、本番でのジャイアントキリング(番狂わせ)を狙うための大きな武器になると確信した様子が伺えました。
筆者の視点としては、点差こそ開いたものの、このトライこそが日本代表のアイデンティティだと感じます。屈強な相手に対しても、正確なスキルと一瞬のスピードを組み合わせれば、必ず突破口は開けるはずです。41失点という守備の課題は残りますが、松島選手のような決定力を持つ選手がいる限り、2019年09月20日に開幕するワールドカップ本番では、再び世界を驚かせる日本らしいラグビーを見せてくれるに違いありません。
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