アメリカのトランプ政権は、2019年09月11日に若者の間で急速に広がっている「フレーバー付き電子たばこ」の販売を規制する方針を明らかにしました。ホワイトハウスで語られた大統領の言葉からは、未来を担う子供たちの健康を守るという強い決意が滲み出ています。数週間以内には、一時的な販売禁止を含む具体的な新しいルールが公表される見通しです。
今回の規制で特に焦点となっているのは、フルーツやミントといった甘い香りが付いた製品です。これらは従来のたばこ特有の重苦しさがなく、中高生の間でまるでデザートを楽しむかのような感覚で流行してしまいました。SNS上でも「これなら吸いやすい」といった声が散見される一方で、依存性の高さを懸念する保護者や教育関係者からの悲鳴が上がっています。
そもそも電子たばことは、専用の液体(リキッド)を電気で加熱し、発生した蒸気を吸い込む装置を指します。火を使わないため煙が出ず、一見するとクリーンな印象を与えますが、実際には肺疾患との関連性が強く疑われているのが現状です。全米では、電子たばこの使用が原因とみられる深刻な健康被害や、残念ながら死に至るケースも報告されており、看過できない事態となっています。
こうした状況を重く見た米食品医薬品局(FDA)は、速やかに新規制の策定に乗り出す構えです。FDAとは、食品や医薬品、そして化粧品などの安全性を厳格に管理する政府機関のことです。メーカー側には、規制の発表から30日以内に該当商品の販売を停止することが求められます。当局の厳格な審査を通過し、正式な許可を得た製品だけが再び店頭に並ぶ権利を得るのです。
ただし、今回の禁止措置はあくまで「風味付き」が対象であり、従来の紙巻きたばこに近い味わいのものは除外される予定です。私は、この決断は極めて妥当であると感じています。嗜好品としての自由は尊重されるべきですが、判断力の未熟な若者が「美味しいから」という理由で有害な依存症に陥る入り口は、大人の責任として封鎖しなければならないからです。
ネット上では「個人の自由を奪うのか」という反発がある一方で、「ようやく国が動いた」と歓迎する世論も根強く、議論はさらに白熱していくでしょう。2019年09月11日という日は、アメリカの公衆衛生における大きな転換点として記憶されるに違いありません。今後、たばこ業界がどのような対抗策を打ち出し、若者の文化がどう変化していくのかを注視していく必要があります。
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