企業の経営資源を最適化する「ERP(統合基幹業務システム)」の導入支援で、確固たる地位を築いているのがノムラシステムコーポレーションです。同社は世界シェア首位を誇るドイツSAP社のソフトウエアを軸に、数多くの大企業へコンサルティングを提供してきました。2019年10月01日現在の発表によると、社員約100名のうち8割を精鋭のコンサルタントが占めており、その専門性の高さは業界内でも群を抜いています。
特筆すべきは、SAP社が認定する独自の資格保有者が国内トップクラスの規模で在籍している点でしょう。この「ERP」とは、会計や人事、製造といったバラバラになりがちな社内情報を一元管理し、経営判断を加速させるための心臓部ともいえるシステムです。高度な知見を持つプロ集団がバックアップする体制は、複雑なシステム導入を検討する企業にとって、これ以上ない安心材料としてSNS上でも高く評価されています。
働き方改革を加速させるRPA導入と多角的なサービス展開
上場という大きな節目を越えてから、同社の成長スピードはさらに勢いを増している印象を受けます。近年では従来得意としていた基幹業務のみならず、人事管理ソフトの導入支援にも注力しており、サービス業をはじめとする幅広い業種への顧客開拓に成功しました。少子高齢化に伴う労働力不足が叫ばれる中で、バックオフィス業務の効率化を求める企業のニーズを的確に捉えた戦略といえるはずです。
さらに注目したいのは、定型作業を自動化する「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」分野への進出でしょう。RPAとは、人間がパソコン上で行う反復的な事務作業をソフトウェアのロボットに代行させる技術を指します。これを既存のERPコンサルティングと組み合わせることで、経理や人事の現場に劇的な相乗効果をもたらすことが期待されています。現場の負担を減らすこの取り組みには、期待を寄せる声が数多く上がっています。
IT投資の余地が依然として大きい日本市場において、同社のような専門集団の役割は今後ますます重要になるでしょう。単なるシステムの導入にとどまらず、RPAを駆使して「人間が本来集中すべき創造的な仕事」を創出する姿勢には、編集部としても強い共感を覚えます。株主資本配当率(DOE)を意識した経営と並行し、独自のアイデアで収益性を磨き続ける同社の歩みは、投資家だけでなく多くのビジネスパーソンを惹きつけそうです。
コメント