スマホで完結?20代女子がハマる「撮りに行かないプリクラ」と賢い証明写真の新常識

ゲームセンターの代名詞ともいえるプリントシール機、通称「プリクラ」の常識がいま、劇的な変化を遂げています。かつては放課後や遊びのついでに店舗へ足を運ぶのが当たり前でしたが、2019年10月04日現在の20代女子の間では、あえて「撮りに行かない」という選択がトレンドとなっているのです。

このブームの火付け役は、意外にも海外のスタイルにあります。アメリカや韓国では、日本のような派手な落書き機能を持たず、シンプルな4コマ形式で出力される機種が主流です。日本の高機能な加工に慣れた世代にとって、この引き算の美学ともいえるレトロな雰囲気が、SNS映えする「新しさ」として受け入れられているのでしょう。

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アプリとコンビニを駆使する「自作プリ」の魅力

現役大学生の穂乃果さんは、その具体的な楽しみ方を教えてくれました。彼女たちはスマートフォンで撮影したお気に入りの写真をアプリでコラージュし、コンビニのマルチコピー機で印刷するそうです。こうして出来上がる「自作プリ」は、まるでインスタントカメラのチェキのような風合いを醸し出し、部屋のインテリアとしても重宝されています。

SNS上でも「自分の好きな写真だけで作れるから失敗がない」「1枚当たりのコストが安くて助かる」といった反響が相次いでいます。デジタルネイティブな彼女たちにとって、既存の筐体に頼らず、自分たちの手で理想の「可愛い」をクリエイトするバイタリティーは、まさに現代的な表現手法といえるはずです。

タイパとクオリティを両立!証明写真も「自撮り」の時代

驚くべきことに、この波は公的な書類に使う証明写真にまで及んでいます。従来の写真館や街角の証明写真機を利用せず、自撮りした写真をアプリで加工・サイズ調整し、数十円で印刷するのが今どき女子のスタンダードです。就職活動中の洋子さんは、限られたシャッターチャンスに賭けるよりも、納得いくまで厳選したいと語ります。

ここで使われる「コラージュ」とは、複数の画像を組み合わせて一枚の絵を作る技法を指しますが、彼女たちはこれを実利的に活用しています。場所を探す手間を省く「タイムパフォーマンス(タイパ)」と、安価に済ませる「コストパフォーマンス」の両立は、非常に合理的で賢い選択だと私は感じます。

もちろん、正式な書類での加工の是非については議論があるかもしれません。しかし、自分を最も良く見せたいという切実な願いを、最新技術で叶えようとする彼女たちの姿勢は、今の時代を象徴しています。既存のサービスに縛られない自由な発想こそが、新しい文化を創り出していくのでしょう。

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