青森県八戸市の特産品といえば、真っ先に「イカ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そんなイカの街から、2019年10月4日現在、視覚的なインパクトが強烈すぎる新感覚の飲料が登場して世間を賑わせています。その名も「イカスミサイダー」です。地元で長年愛されている八戸製氷冷蔵が、地域活性化の願いを込めて世に送り出したこの商品は、文字通り漆黒の輝きを放っています。
まず目を引くのが、ラベルに踊る「どす黒い清涼感」という大胆なキャッチコピーでしょう。ボトル越しに見える液体は、光を寄せ付けないほどに真っ黒で、初見では誰もが一口飲むのをためらってしまうかもしれません。しかし、実際に口に含んでみると、その外見からは想像もつかないほど爽やかな世界が広がります。これこそが、老舗の製氷メーカーが計算し尽くして作り上げた、ギャップの魔法なのです。
SNS上では、このあまりの黒さに「見た目の破壊力がすごい」「飲むのに勇気がいるけれど、味は普通に美味しい!」といった驚きの声が続出しています。透明なグラスに注いだ際の、シュワシュワと弾ける黒い気泡の様子を写真に収めるユーザーも多く、いわゆる「映え」の新機軸としても注目を集めているようです。ネタ要素だけでなく、確かな品質が伴っているからこそ、これほどまでの反響を呼んでいるのでしょう。
生臭さはゼロ?独自の技術で実現したクリアな味わい
多くの方が懸念する「イカ臭さ」については、全く心配いりません。本商品には、イカ墨から抽出した純粋な色素のみを使用しているため、魚介類特有の香りは一切排除されています。専門的に言えば、イカ墨に含まれるメラニン色素の着色能力だけを巧みに利用しているのです。そのため、風味自体は甘さを程よく抑えた、非常に洗練されたサイダーに仕上がっています。
また、八戸製氷冷蔵は地元の名水を知り尽くした氷のプロフェッショナルです。ベースとなる水の質にこだわっているからこそ、後味に雑味がなく、喉を通り抜ける瞬間に心地よい刺激が駆け抜けます。そのまま冷やして楽しむのはもちろんですが、メーカーが提案する「ブラックボール」という飲み方も見逃せません。これは、焼酎をこのサイダーで割るスタイルで、大人の夜を黒く彩る一杯として人気を博しそうです。
個人的には、こうした「地元の誇り」をエッジの効いた形で発信する姿勢に強く共感します。正統派なお土産も素敵ですが、あえて「どす黒さ」を売りにする遊び心こそが、現代の観光客の心を掴むのではないでしょうか。250ミリリットル入りのボトルが2本セットで745円という価格設定も、友人へのサプライズギフトに最適です。八戸を訪れた際は、この挑戦的な一本をぜひ手に取ってみてください。
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