2019年09月21日、横浜スタジアムは異様な熱気に包まれました。セ・リーグの覇権を争う読売ジャイアンツと横浜DeNAベイスターズによる「天王山」は、まさに死闘と呼ぶにふさわしい展開となりましたね。この大一番で誰よりも輝きを放ったのは、巨人の主将・坂本勇人選手でした。
試合開始早々の1回、坂本選手は真ん中付近の球を完璧に捉えると、打球は美しい放物線を描いてバックスクリーン横へと吸い込まれました。この先制2ラン本塁打がチームに勇気を与えたのは言うまでもありません。SNS上でも「これぞキャプテン!」「勝負強すぎる」と、G党の歓喜の声が爆発しました。
一度は追いつかれたものの、7回には原辰徳監督が驚きの采配を振るいます。強打者である坂本選手に「送りバント」を命じたのです。野球用語で「犠打」とも呼ばれるこのプレーは、自らがアウトになる代わりに走者を次の塁へ進める献身的な技術です。これを主将がきっちり投前に決めたことで、チーム全体の結束力は一層強まりました。
腰痛や足の張りという満身創痍の状態にありながら、坂本選手は9回にもダメ押しの第39号ソロを右翼席へと叩き込みました。逆方向へのアーチはまさに「神業」と言える技術です。これに触発された4番の岡本和真選手も、2年連続の30本の大台に乗せる一発を放ち、21日の直接対決を制せば5年ぶりのリーグ優勝が決まる王手へと漕ぎ着けました。
個人的には、坂本選手が示した「勝利への執念」こそが、今の巨人を支える真の背骨であると感じます。データ以上に、背中で語るリーダーの存在は、岡本選手ら若手にとって最高の教科書でしょう。故障を抱えながらも戦い抜くその姿に、明日、横浜の地で最高のシャンパンファイトが見られることを確信せずにはいられません。
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