2019年10月16日、韓国政府はインドネシアとの間で進めていた包括的経済連携協定、いわゆるFTAの交渉が正式に合意に至ったことを発表しました。この新たな貿易の枠組みは、2020年中の発効を目指しており、両国間を行き来する製品の実に97%に相当する関税が撤廃されるという極めて大胆な内容となっています。
ここで注目すべき「FTA(自由貿易協定)」とは、特定の国や地域の間で、関税や輸出入の制限といった壁を取り払い、お互いのモノやサービスの流れをスムーズにするための約束事です。今回の妥結により、韓国からインドネシアへ輸出される工業製品のコストが大幅に下がるため、ビジネスの現場では大きな期待が寄せられているのでしょう。
日本車の聖域に韓国勢が猛追!関税撤廃による市場勢力図の変化
現在、インドネシアの自動車市場は日本メーカーが圧倒的なシェアを誇る、まさに「日本車の牙城」とも呼べる地域です。しかし、今回の協定によって韓国製の自動車や関連部品にかかっていた関税がなくなることで、価格競争力が一気に高まることは間違いありません。韓国勢の追い上げが加速し、既存の勢力図が塗り替えられる可能性も十分にあるはずです。
SNS上では、このニュースに対して「日本車もうかうかしていられない」「インドネシア市場でのシェア争いが激化しそう」といった懸念の声が広がっています。自由貿易が進むのは望ましいことですが、日本企業にとってはより一層のブランド力強化やサービス向上が求められる厳しい局面を迎えるのではないでしょうか。
個人的な見解としては、関税撤廃による価格メリットは一時的なものにとどまらず、韓国メーカーによる現地投資の拡大や雇用創出にもつながると考えられます。2019年10月17日時点でのこの動きは、東南アジアにおける経済主導権を巡る象徴的な出来事であり、日本の産業界も戦略の再構築を迫られる大きな転換点となりそうです。
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