2019年10月19日に全線開通を控えていた仙台市の「東部復興道路」ですが、残念ながらその計画が延期されることとなりました。仙台市が2019年10月16日に発表した内容によると、先日日本列島を襲った記録的な台風19号による大雨が、完成間近の道路に大きな爪痕を残したようです。
この道路は沿岸部を走る全長10.2キロメートルにも及ぶ巨大な「かさ上げ道路」として注目を集めていました。かさ上げ道路とは、盛り土によって周囲よりも高い位置に路面を設置する構造のことで、津波などの災害時には防潮堤としての役割も期待される極めて重要なインフラです。
しかし今回の豪雨により、盛り土をした表面の土が流される被害が20カ所以上で確認されました。SNS上では「楽しみにしていたのに残念」「安全第一でしっかり直してほしい」といった、期待と不安が入り混じった声が数多く寄せられており、市民の関心の高さがうかがえます。
流出の原因と今後の復旧見通し
被害の主な原因は、盛り土の表面を保護するために植えられた芝が、まだ十分に根付いていなかったことにあると分析されています。根が張る前に激しい雨にさらされたことで、土壌を保持する力が足りずに流出してしまったのは、工事のタイミングとして非常に不運だったと言わざるを得ません。
現在、仙台市は道路の構造そのものに影響が出ていないか、慎重に調査を進めている段階です。全線の開通時期については、この調査が完了した後に改めて発表される見通しとなっています。復興のシンボルとしての期待が大きいだけに、万全の状態で走り出せる日が待ち遠しいものです。
編集者としての意見ですが、自然災害からの復旧を目指す道路が、再び自然の猛威によって阻まれる現状には胸が痛みます。しかし、ここで焦って不完全な状態で開通させるよりも、今回の被害を教訓としてより強固な防災拠点へと仕上げていく姿勢こそが、真の復興に繋がるのではないでしょうか。
当局は今後の降雨にも備え、削り取られた部分を埋め戻すなどの応急処置と復旧作業を急いでいます。2019年10月16日の発表以降、一刻も早い安全確認と作業の進展が望まれますが、まずは作業員の皆様の安全を確保しつつ、再び希望の道が形作られることを願って止みません。
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