【日本オープン2019】今平周吾が暫定首位!石川遼との明暗を分けた「驚異の集中力」と難コース攻略の鍵とは?

激しい雨が降り注ぐ中、国内男子ゴルフの最高峰「日本オープンゴルフ選手権」は、2019年10月18日に第2ラウンドが行われました。現在、賞金ランキングのトップを走る今平周吾選手が、暫定首位に浮上するという熱い展開を見せています。直近の6試合連続でトップ10入りを果たし、前週には今季初優勝を飾るなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの今平選手。その一方で、賞金ランク2位の石川遼選手は苦戦を強いられ、ライバル二人の明暗がくっきりと分かれる形となりました。

この日のコースは、度重なる降雨中断に見舞われる過酷なコンディションでした。今平選手も再開直後の11番でボギーを叩くなど、序盤は思うようにスコアを伸ばせず、一時は3打落とす場面もありました。「フェアウェイが濡れていて、ティーショットでクラブが滑ってしまった」と振り返る通り、選手たちにとっては精神力が試される一日となったようです。しかし、ここからの挽回劇に、SNS上では「これぞ賞金王のゴルフ」「崩れない強さが本物」といった称賛の声が相次いでいます。

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難所を攻略した「短く握る」技術と決断力

今平選手の真骨頂が発揮されたのは、距離の長いパー3ホールでした。17番(238ヤード)と2番(212ヤード)という、多くのプロが苦しむ難所で、彼は3番ユーティリティを手に正確なショットを披露しました。ユーティリティとは、アイアンの正確性とウッドの飛距離性能を兼ね備えた「万能なクラブ」のことです。今平選手は、普段からグリップを余らせて握るスタイルですが、本人は無意識のうちにさらに短く握ることで、ショットの方向性を安定させていたといいます。

「曲げたくない」という本能的な感覚が、過酷なコースでのフェアウェイキープに繋がっています。難しいラフを避けるために「刻む(飛距離を抑えて安全に攻めること)」という選択肢もありますが、彼は一度決めたクラブを信じて迷わず振り抜くことを重視しています。この迷いのなさが、2度の中断という集中力を削がれる状況下でも、安定したプレーを維持できた最大の要因でしょう。石川選手が同じホールで苦戦する中、今平選手の勝負強さがより一層際立ちました。

私自身の見解としても、今平選手の強さは「引き算の美学」にあると感じます。派手なパフォーマンスよりも、ミスを最小限に抑える徹底した自己管理こそが、長期にわたって賞金王を争える秘訣ではないでしょうか。8番ホールで見せた、深いラフからのパーセーブはまさに執念の賜物です。最終9番で1メートルのパットを外す惜しい場面もありましたが、連日の「71」という粘り強いスコアは、決勝ラウンドでの優勝争いに向けて十分すぎるほどのアドバンテージとなるはずです。

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