ラグビーW杯2019感動のフィナーレ!トンガ代表ピウタウ主将が引退試合で見せた「魂のキック」と初勝利のドラマ

2019年10月13日、ラグビーワールドカップ日本大会の1次リーグC組で、世界中のファンの胸を熱くさせる名勝負が繰り広げられました。すでに敗退が決まっていたトンガとアメリカの一戦でしたが、ピッチに立った選手たちの闘志は微塵も衰えていません。試合終盤、24対19という僅差でリードしていたトンガは、敵陣深くでペナルティを獲得します。ここで確実に点を取りにいくPG(ペナルティゴール)ではなく、あえて力と力のぶつかり合いであるスクラムを選択した点に、彼らの誇りが感じられますね。

自慢のセットプレーから鮮やかにボールを繋ぐと、最後はベヌー選手が決定的なトライを奪い、ベンチの選手たちが椅子を叩きつけて喜ぶ姿が印象的でした。SNS上でも「これぞラグビーの醍醐味」「順位に関係なく全力を尽くす姿に涙が出る」といった感動の声が相次いでいます。後半に逆転の口火を切ったヒンガノ選手が見せた、まるでトビウオのようなダイビングトライも、観客席を大いに沸かせました。また、アメリカのテオ選手がトライ直前にボールへキスをする場面もあり、演出力豊かな役者たちが試合を彩ります。

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34歳の誕生日に引退する主将へ贈られた「最高のハイライト」

試合の締めくくりには、まるで映画のようなドラマチックな展開が待っていました。ダメ押しのトライが決まった後のコンバージョンキックを担当したのは、なんとこの日が34歳の誕生日であり、代表引退を表明していたピウタウ主将です。本来のキッカーから役目を託された彼は、仲間たちが見守る中で渾身の一蹴りを成功させました。コンバージョンキックとは、トライ後に与えられる追加点のチャンスですが、主将としての重圧を跳ね除けて決めたその一打は、彼の長いキャリアを象徴する輝きを放っていたといえるでしょう。

試合後、トンガのケフ監督は「勝利で別れを告げられるのは素晴らしい」と語り、今大会初白星を手にした喜びを噛み締めました。一方、4戦全敗という結果に終わったアメリカのゴールド監督も、決して下を向いてはいません。昨年のプロリーグ発足を受け、今大会で得た手応えが将来への希望に繋がると確信しているようです。私は、こうした敗者の清々しい表情こそが、ラグビーというスポーツの精神性を美しく体現していると感じます。大会を通じて成長を続ける両チームの未来に、大きな期待を寄せずにはいられません。

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