2019年10月14日、米国の食品・飲料品大手のペプシコから、2019年7月から9月期の最新決算が発表されました。売上高は前年同期比で4パーセント増の171億8800万ドルと好調な伸びを見せたものの、純利益は16パーセント減の21億ドル(約2240億円)に着地しています。
この一時的な減益の背景には、将来を見据えた積極的な投資が隠されています。商品の魅力を伝えるための広告費や、よりスムーズに消費者の元へ商品を届けるための配送網の拡充といったコストが大きく膨らんだことが要因でしょう。決してネガティブな理由ではなく、次なる飛躍への布石とも言える動きです。
健康志向へのシフトがもたらす北米市場での躍進
特に注目したいのが、主力の北米市場におけるスナック菓子事業の躍進で、こちらは5.5パーセントの増加を記録しました。その牽引役となったのが、健康志向の高まりに応えた商品のプロモーション強化です。小麦粉を使わない「グルテンフリー」の商品などが、健康を気遣う人々の心をしっかりと掴みました。
ここで専門用語である「グルテンフリー」について少し解説しておきましょう。これは元々、小麦アレルギーやセリアック病といった体質の方に向けた食事療法でした。しかし現在では、腸内環境を整えたり美容やダイエットに良い効果をもたらしたりするとして、一般の消費者からも絶大な支持を集めているのです。
また、飲料事業においても低カロリーの炭酸飲料が非常に好調な売れ行きを示しています。実際にSNS上でも「最近のペプシは罪悪感なく飲めるのが嬉しい」「グルテンフリーのお菓子が増えていて助かる」といったポジティブな反響が数多く見受けられ、消費者のニーズを的確に捉えていることが分かります。
私自身、インターネットメディアの編集者として、今回の決算内容は非常に評価できると考えています。目先の利益にとらわれず、健康志向という世界の大きなトレンドに対して真っ向から投資を行う姿勢は、長期的なブランド価値の向上に必ず繋がるはずです。今後のペプシコがどのような革新的な商品を生み出していくのか、ますます目が離せませんね。
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