2019年06月19日、北海道科学大学(札幌市)が、国内最大級の大学見本市・ビジネスマッチングイベントである**「イノベーション・ジャパン2019」への出展を決定したというニュースは、産学連携の可能性を大きく広げるとして注目を集めています。科学技術振興機構(JST)などが主催するこのイベントで、同大学は道内から唯一の出展を果たしました。これは、同大学が進める寒冷地関連研究や高齢化社会に向けた研究が、極めて高い評価を受けた証と言えるでしょう。この素晴らしい機会を通じて、大学の研究成果を事業化したいと考える民間企業との連携、すなわちビジネスマッチング**の可能性を探る狙いがあります。
「イノベーション・ジャパン2019」は、2019年08月29日と08月30日の2日間にわたり、東京ビッグサイト(東京・江東)で開催されます。同大学が今回のイベントでテーマに掲げるのは、「ノースライフ・イノベーション」です。「ノースライフ」が示すように、厳しい寒さや雪といった北海道特有の環境下での生活をより豊かに、より安全に変えるための革新的な(イノベーティブな)技術が数多く紹介される予定です。
具体的な出展内容を見てみましょう。特に、雪国での生活の質(QOL)向上に直結する研究が多く、その実用化が待望されます。例えば、下水熱(げすいねつ)を利用した路面融雪技術は、雪かきの負担軽減や交通安全の確保に大いに貢献するでしょう。下水熱とは、生活排水が持つ熱エネルギーのことで、これを活用することで、環境に優しく効率的な融雪が実現できるのです。
また、積雪のある路面でも安全に歩行できるよう開発された義肢(ぎし)の研究も紹介されます。高齢者や障がいを持つ方々にとって、雪道の移動は大きな障壁となりがちですが、この安全性を高めた義肢は、彼らの社会参加を力強く後押ししてくれるはずです。さらに、積雪地で生活する住民の健康を支援するための情報システムの研究も披露される予定です。
これらの研究は、単に北海道の課題を解決するだけでなく、世界中の寒冷地や高齢化が進む地域にとって、非常に価値のあるソリューションとなる可能性を秘めていると言えるでしょう。大学が持つ専門的な知見と、企業の持つ事業化能力が融合することで、社会実装が加速するでしょう。
インターネットやSNS上では、「道内の大学で唯一はすごい!」「北海道の冬を変える研究に期待大」といった好意的な反響が見受けられます。私見ですが、地方大学の研究が、地域経済の活性化や社会課題の解決に不可欠な知の財産であると改めて認識させられました。北海道科学大学の研究が、今回の出展を契機に広く知られ、多くの企業との連携を通じて、私たちの生活に潤いをもたらしてくれることを心から期待いたします。
コメント