中古スマホ市場において、iPhone 7の取引価格に異変が起きています。2019年10月22日現在の状況を分析すると、携帯大手3社の間で端末価格の差が浮き彫りになってきました。特にNTTドコモの端末は、他社に比べて値下がりが緩やかで、非常に高い人気を維持していることが分かります。
具体的な数字を見るとその差は歴然です。ソフトバンクとauの端末が年初から約3割も値を下げているのに対し、ドコモ端末の下落率は2割弱にとどまっています。SNS上でも「ドコモ版のiPhoneは高く売れる」「中古で買うならドコモ系が安心」といった声が散見され、ユーザーの関心の高さが伺えます。
SIMロック解除の簡略化がもたらした価格差
この価格差を生んだ最大の要因は、ドコモが2019年2月15日に踏み切った「SIMロック解除」手続きの簡略化にあります。SIMロックとは、特定の通信会社の回線でしか端末を使えないように制限する仕組みのことですが、これを取り払うことで格安SIMなど自由な回線選択が可能になります。
ドコモは他社に先駆け、中古で購入した端末でもオンラインで無料でロック解除ができるサービスを開始しました。この利便性の向上が、中古市場でのドコモ端末への需要を一気に押し上げたのです。専門的な視点で見れば、製品の「流動性」が高まったことが、そのまま資産価値の維持に直結した好例と言えるでしょう。
一方で、ソフトバンクやauの対応は2019年8月下旬から9月初旬にずれ込み、現時点では店頭での手続きに3,000円の手数料が必要です。この「手軽さ」と「コスト」の差が、ヤフオク!などのオークション価格や、中古販売店での買い取り価格の差として如実に表れているのが現状です。
中古スマホ市場の未来と編集部の視点
リユースモバイル・ジャパンの調査によると、2018年度の中古携帯売上高は前年度比で約4割も増加しました。2019年10月1日の消費税増税を受け、家計を圧迫しない中価格帯のスマホ需要は今後さらに加速するでしょう。ユーザーが賢く端末を選ぶ時代が本格的に到来しています。
私個人の意見としては、ドコモの戦略は非常にユーザーファーストであり、業界全体の活性化に大きく寄与したと感じます。ロック解除の障壁が低くなることは、消費者が自由に通信プランを選べる「真のモバイル自由化」への第一歩です。他社も追随することで、中古市場はより健全に発展していくはずです。
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