三菱自動車工業は2019年11月1日、経営体制の更なる盤石化を目指した重要な人事異動を鮮やかに断行しました。今回の組織改編では、将来の成長エンジンとなるアセアン地域や北アジアといった海外事業の強化に加え、ブランドの顔とも言えるデザイン部門に新たな息吹を吹き込む布陣が敷かれています。
特に注目すべきは、主要ポストへの実力派たちの配置です。MMTh(三菱モータイズ・タイランド)で副社長を務めた田中朋典氏が、新たに執行役員管理会計本部長へと抜擢されました。企業の財務指標を精緻に分析し、経営の舵取りをサポートする「管理会計」の要として、グローバルな視点での手腕発揮が期待されるでしょう。
また、成長著しいアセアン地域では、加藤寿永氏が北アジア本部長に就任し、小糸栄偉知氏がインドネシア事業部長を兼務する形となりました。特定の地域に特化して戦略を練る「本部長」職の重要性は極めて高く、各国のニーズを汲み取った迅速な意思決定が、競争の激しい自動車市場での勝ち筋となります。
SNS上では、この人事案に対して「三菱の勢いを感じる布陣だ」「特にデザイン部門の顔ぶれが興味深い」といったポジティブな反応が散見されます。ユーザーの関心は、経営の効率化だけでなく、次世代の三菱車がどのような姿で登場するのかという、クリエイティブな側面にも強く注がれているようです。
ブランドの未来を創る!デザイン本部の抜本的強化
デザイン本部では、次世代の「三菱らしさ」を定義するためのエキサイティングな人事が行われました。デザイン戦略・企画のトップには石塚公一氏が据えられ、さらにエクステリア、つまり外装デザインの責任者としてダンブロシオ・アレッサンドロ氏が、内装を司るインテリアデザインには矢野和雄氏が就任します。
「エクステリア」とは車の外観を指し、第一印象を決定づける極めて重要な要素です。一方で「インテリア」は乗る人が直接触れる空間であり、居住性や質感が試されます。これらの部門に「EDD(エグゼクティブ・デザイン・ディレクター)」という強力な役職者を配置した点に、同社のデザイン改革への並々ならぬ決意が読み取れるはずです。
私自身の見解としては、今回の人事は三菱自動車が持つ「四輪駆動の力強さ」という伝統と、現代的な洗練さを融合させるための大きな転換点になると考えています。特にデザイン部門に経験豊富な人材を集中させたことは、スペック競争を超えた「愛着の持てる車づくり」へとシフトする素晴らしい兆しではないでしょうか。
品質管理の面でも、TCS(トータル・カスタマー・サティスファクション)本部において小畠慎司氏が市場品質改善の重責を担うことになりました。顧客満足度を意味する「CS」を向上させるため、現場の声を製品にフィードバックする体制が強化されます。これら多角的な新体制が、2019年11月以降の三菱自動車をより高みへと導くでしょう。
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