日ごとに寒さが増し、温かい布団が恋しい季節になりましたね。心地よい眠りには、清潔でふんわりとした寝具が欠かせませんが、皆さんは毛布や布団のお手入れをどうされていますか。自宅の洗濯機を使いこなし、プロの仕上がりを実現するコツを、洗濯家の中村祐一さんに伺いました。
中村さんによると、多くの人が「標準コース」や「ソフトコース」しか活用できていないそうです。しかし、毛布は通常の衣類よりも大量の水分を吸収するため、標準設定では水が足りず、汚れが十分に落ちないリスクがあります。まずはご自宅の洗濯機に「毛布コース」や「大物コース」がないか、2019年11月5日現在の設定を改めて確認してみましょう。
SNSでも「毛布コースなんて使ったことがなかった」「水量が全然違うことに驚いた」といった声が上がっており、専用コースの重要性が再認識されています。毛布コースは、水をたっぷり使う設定になっているため、大きな寝具もしっかりと洗い上げることが可能です。洗剤は、繊維に浸透しやすい液体タイプを選ぶのが賢明でしょう。
素材に合わせた洗剤選びと部分洗いのひと手間
仕上がりをより良くしたい場合や、ウールや羽毛といった「動物性素材」を洗う際には、中性洗剤である「おしゃれ着用液体洗剤」の使用が推奨されます。動物性素材はデリケートなため、洗濯機のソフトコースを選びつつ、水位を最大に手動設定するのが中村流のテクニックです。これにより、摩擦を抑えながら優しく洗い上げることができます。
また、顔や首が当たる部分は、想像以上に皮脂や汗で汚れているものです。こうした目立つ汚れには、直接液体洗剤や「酸素系漂白剤」を塗布しましょう。酸素系漂白剤とは、色素を壊さずに汚れを分解する成分で、色柄物にも安心して使えます。40度程度のお湯で予洗いしてから洗濯機に入れるだけで、驚くほど綺麗になりますよ。
洗濯ネットの使用については、機種によって推奨が異なりますが、中村さんは「そのままバサッと」入れる派だそうです。毛布が自由に動くことで、洗濯液としっかり混ざり、汚れ落ちが良くなるからです。ただし、羽毛布団は中の空気を抜いておかないと、脱水時に振動が大きくなる場合があるため、その点だけは注意が必要となります。
乾燥機を賢く使って「別次元のふわふわ感」へ
脱水が甘いと感じる時は、一度中をほぐしてから「脱水のみ3分」追加してみてください。干す際は風通しに気を配るのが基本ですが、アクリル素材の毛布なら、思い切って乾燥機にかけるのがおすすめです。短時間で乾くだけでなく、その仕上がりは天日干しとは比較にならないほど、ふんわりとボリュームが出ることでしょう。
一方で、デリケートなウールや羽毛布団をいきなり乾燥機に入れるのは、縮みの原因になるため禁物です。まずは自然乾燥でしっかり乾かし、仕上げとして10分から20分だけ乾燥機を回すのがプロの技。これだけで、熱によって繊維が立ち上がり、新品のような心地よさが蘇ります。ちょっとした工夫で、毎晩の睡眠がより贅沢な時間に変わるはずです。
ネットメディア編集者の視点から言えば、こうした「専用コースの活用」は、家事のタイパ(タイムパフォーマンス)を高める素晴らしい手段です。機械の性能を信じて任せることで、失敗を防ぎつつ最高の成果を得られます。2019年11月5日、冬本番を迎える前に、ぜひこの「洗濯王子」直伝のメソッドで寝具を整えてみてはいかがでしょうか。
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