2019年秋のミカン市場に異変?供給安定も卸値下落で今が絶好の買い時!

爽やかな秋の香りと共に、いよいよミカンのシーズンが本格的に幕を開けました。しかし、2019年11月6日現在の市場では、例年とは少し異なる動きが見え始めています。東京都中央卸売市場における10月下旬時点の卸売価格は、1キロあたり209円を記録しました。これは前年の同じ時期と比較すると、7.7%も安い水準となっており、消費者にとっては家計に優しい状況が続いています。

今年のミカン供給を支えているのは、市場で最も早く出回る「極早生(ごくわせ)ミカン」という品種です。極早生とは、通常の温州ミカンよりも収穫時期が早いものを指し、皮が薄くて程よい酸味が楽しめるのが特徴となっています。九州地方では台風の強風によって果実に傷が付くといった被害も報告されましたが、10月下旬の供給量は驚くほど安定しており、食卓へ届ける準備は万全に整っているようです。

供給面を詳しく見てみると、産地の力強さが伺えます。青果物情報センターの調査によれば、都内の市場に入荷した愛媛県産の極早生ミカンは、前年同期比でなんと7割も増加しました。さらに熊本県や長崎県といった主要産地も1割から2割ほど入荷を伸ばしています。JA全農えひめは、天候の影響で果実の色づきこそ少し遅れたものの、供給体制は極めて安定していると太鼓判を押しています。

一方で、これほど供給が潤沢であるにもかかわらず、消費者の動きはどこか控えめです。都内で展開する中堅スーパー「いなげや」の店舗では、10月下旬に1袋400円前後で販売されていましたが、売れ行きの鈍さから価格を下げて対応する場面も見られました。SNS上では「今年のミカンは安くて助かる」という喜びの声がある一方で、「まだ少し酸っぱいのでは」と購入をためらう反応も散見されます。

私個人の見解としては、この「需要の弱さ」こそが、美味しいミカンを賢く手に入れる最大のチャンスだと考えています。卸値が下がっている「軟調(なんちょう)」な相場、つまり価格が安値を維持している今の時期こそ、ビタミン豊富な旬の味覚を贅沢に楽しむべきでしょう。産地の方々が手塩にかけて育てたミカンが、市場に溢れている今、私たちはもっと積極的にこの秋の恵みを享受して良いはずです。

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